神奈川県藤沢市にある湘南白百合学園中学・高等学校は、キリスト教(カトリック)の精神に基づいて中高一貫の女子教育を行っている学校です

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湘南白百合学園中高インフォメーション

2019年11月

聖書週間の様子と先生のお話

2019年11月29日 (金)

 毎年、11月の1週間は聖書週間です。聖書週間には、朝礼時に宗教科の先生のお話を全校生徒で聴きます。今年はフランシスコ教皇の来日に合わせ、本校の聖書週間のテーマも「すべてのいのちを守るため」でした。聖書を開き、気持ちを落ち着けて過ごす朝のひとときは、生徒たちが自分自身や身の回りの環境・社会について考えるきっかけになりました。

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~朝礼での先生のお話~

聖書の言葉 「ガラテヤの信徒への手紙 (3章26・28節)」

「あなたがたは皆、信仰により、キリスト・イエスに結ばれて神の子なのです。そこではもはや、ユダヤ人もギリシア人もなく、奴隷も自由な身分の者もなく、男も女もありません。あなたがたは皆、キリスト・イエスにおいて一つだからです。」

 みなさん、ごきげんよう。今日の聖書の言葉を一言でまとめると「キリストの名において、一つになろう」ということだと思います。皆さんが学級目標などで掲げる言葉だと「団結」とか「一致」または「協力」と言い換えることができるでしょうか。

 人が生きていく以上、良いことばかりが起こるわけはなく、時折、いろいろな困難にぶつかることは、ある意味当然だとも言えます。そんな中にあって、少しでも良い結果を残すために有効なのは、さまざまな考えを持つ人が一致団結し、「一つになること」ではないかなと思っています。「うまくいかないとき」「トラブルが起きたとき」、一人では解決できないことが、他者と協力することによって乗り越えることができた・・・という経験は誰にでもあるものではありませんか。 

 先日、今年の流行語大賞 候補が発表されました。オジサンである私には「こんなの流行ったの?」と言いたくなるものも多かったのですが、「ラグビーに関連する言葉」が5つも入ったのは驚きを禁じえませんでした。ワールドカップが盛り上がっただけのことはあります。今回、初めてラグビーを見た人も多かったのではないでしょうか。

 さて、流行語大賞候補の一つに「ONE TEAM」という言葉が挙がっていました。「一つのチーム」になって頑張ろう、という意気込みを伝える言葉なのでしょうが、あたり前といえば、当たり前すぎる言葉でもあります。団体競技で勝利を目指すなら、一致団結するのは当然です。ラグビー日本代表チームは、なぜわざわざこんな標語を掲げたのでしょうか。よくある説明をするならば、「ラグビー日本代表31名の中には日本国籍を持つ日本人のみならず、韓国・トンガ・ニュージーランド・オーストラリア・サモア・南アフリカの合計7か国の選手がいる」からだといわれています。多国籍・多言語の選手が一つの目標に向かって頑張るために「一つのチームにまとまろう」という思いが「ONE TEAM」という言葉で表されているということでしょう。その結果、日本代表はベスト8という大きな目標を達成できたのだ、と。

 でも、私は「多国籍の選手がONE TEAM という標語でまとまることができた」なんて単純な話にしてはいけないと思っています。彼らが本当のONE TEAMになるまでには、お互いに不信感を持った時期もあり、口論もあったと聞いています。困難に立ち向かう時にだけ、目標を掲げ、「協力しよう、団結しよう」と言ってみても、口先だけではまとまりません。時間をかけて少しずつ、どんなに欠点があるように見える相手とでも、議論を重ね、お互いを尊重してじっくりとONE TEAMをつくる努力をしていく必要があるのです。

 教皇フランシスコは「すべての命を守るために」という標語を掲げて日本にいらっしゃいます。「すべての命」とは、私が大事にしたい命だけでなく、嫌いな人の命も、ホームレスの命も、障がいを持つ人の命も、犯罪者の命も大切にする必要がある、ということなのでしょう。どこかで線引きをして、「ここから向こうの命はいらない」と考えるのは「分断」です。「分断」があるとONE TEAMにはなれませんし、キリスト教で言うところの「愛ある状態」とは正反対になってしまいます。マザーテレサは「愛の反対は無関心だ」といいましたが、私は「無関心の前の段階に『分断』がある」と思っています。

 一見まとまって見えるクラスや部活動などの集団において、本当の意味での「ONE TEAM」を作り上げ、ワールドカップベスト8並みのつながりを作るために、本日の聖書の言葉「キリストの名において一つになる」ことを、意識してみてはいかがでしょうか。また、本当の意味で「すべて」の命を守ろうと思えるかどうか、自問自答してみることもおすすめします。教皇ミサに参加する人もそうでない人もぜひ、考えてみていただきたいと思います。

 

「第10回いっしょに読もう!新聞コンクール」神奈川県審査 学校賞等受賞

2019年11月28日 (木)

社団法人日本新聞協会主催「第10回いっしょに読もう!新聞コンクール」中学生の部の神奈川県審査で、本校の中学1年生11名が、最優秀賞をはじめ入賞いたしました。また、本校は中学生の部で、学校賞3校のうちの1校にも選ばれました。
なお、中学1年生1名は、全国の奨励賞にも選ばれています。

直前入試説明会のご案内

2019年11月27日 (水)

入試直前説明会のご案内

今年度から一般入試が変わり、2月1日午後の算数1教科入試、2日午前の4教科入試、英語資格入試の3種類の入試がスタートします。
そこで、本校の受験をお考えの6年生とその保護者の皆様を対象に、入試直前説明会を行います。
説明会では4教科入試に向けて、4教科の先生方から本番までのアドバイスや採点のポイントをお伝えします。また、算数1教科入試のサンプル問題とは別の問題をその場で解いていただき、本校の教員が解説を行います。4教科入試のみお考えの方にも役立つ問題を扱いますので、ふるってご参加下さい!
事前予約が必要になりますので、参加希望の方は下のサイトからご予約をお願いします。当日のスケジュールや、実施内容は以下の通りです。

【予約サイト】

https://mirai-compass.net/usr/ssryurij/event/evtIndex.jsf

【入試直前説明会詳細】
12月14日(土)小学6年生とその保護者の皆様対象
9:00 受付開始
9:30 説明会スタート(要項・願書について事務からの説明、4教科より本番までのアドバイスと採点のポイント、算数のテスト体験・解説、試験当日の注意)
11:00 終了、解散

中2理科 気象観測の様子

ぐずついた天気が続いていますが、先日、お天気に恵まれた日に中学2年生の理科では気象観測を行い、富士山を見渡すことができる見晴台で、風向や風速の計測をしました。恵まれた自然環境を生かし、実験や観察など「本物」に触れられる授業を構成しているのが本校の理科の特徴。気象観測を行った中2生は、これから「天気予報のグループワーク」を行っていきます。

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教皇ミサに参列しました

2019年11月26日 (火)

昨日の教皇ミサに、本校からもたくさんの生徒が参加しました。前週の聖書週間では、『すべてのいのちを守るため』のテーマを全校で共有した生徒たち。スペイン語、英語、韓国語、ベトナム語、タガログ語といったさまざまな言葉での祈りが響く場で、共に祈りを捧げることができ、貴重な経験になりました。

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英国からの視察団が数学の授業見学にいらっしゃいました!

2019年11月23日 (土)

数学科の授業研究会が行われました。この日は英国からの視察団が来校され大勢の先生に参加していただき、中1の代数「3元1次方程式」のテーマでの研究授業を行いました。授業後は振り返りながら、「深い学び」を実現するために大学の先生からご指導いただきました。算数一教科入試の受験生を迎える準備が着々とおこなわれています。

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写真部の生徒による作品

2019年11月22日 (金)

秋が深まる夕暮れ時、富士山のシルエットがくっきりと浮かび上がる様を本校から臨むことができます。
写真部の生徒が、シャッターチャンスを逃すまいと活動をしていました。生徒が撮影した写真をどうぞご覧ください。

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中1~中3 修養会の様子

2019年11月21日 (木)

11月13日(水)の修養会では、中学1年生は鎌倉のカトリック雪ノ下教会へ出かけ、「自分を大切にすること、他者との関わりについて」古川勉神父様よりお話をいただきました。中1生にとっては初めての修養会でしたが、神父様のお話に真摯に耳を傾けていました。
また、中学2年生はカトリック片瀬教会にて修養会を行いました。片瀬教会は和風建築の美しい教会で、こじんまりした温かい雰囲気の中、「自分を知り、他者を知る」というテーマのもと、川村信三神父様のお話を伺いました。エニアグラムや話し合いなどを通して楽しく考え、学ぶことができました。
中学3年生はカトリック藤沢教会で鈴木真神父様のお話を伺いました。「あなたがたは地の塩、世の光である」という聖書の箇所を取り上げられた神父様。「塩は素材の良さを引き出す働きを持っている。あなた方も他の人の良い所を引き出す力を持っているということですよ」と説明してくださいました。自分たちの可能性に気付くことのできる励みになる修養会でした。

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理科 早稲田大学柳谷准教授による模擬講義

2019年11月20日 (水)

11月18日(月)放課後に、早稲田大学先進理工学部電気・情報生命工学科の柳谷准教授をお招きして高1・高2の希望者を対象に模擬講義を行いました。「すべての教科はどこかで必ず役に立つ」といった勉強に対する心構えから、専門の研究分野の解説まで多岐に渡る内容を分かりやすく説明していただき、理系を志望する生徒にとって実りの多い時間になりました。

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高1 都留文科大学 野中潤教授による出前授業

2019年11月19日 (火)

高1の生徒たちは、11月15日(金)の午後、都留文科大学の野中教授による出前授業を受講しました。
You Tubeを用いた講義に引き込まれた生徒たち。教育に関する動画に心揺さぶられ、「私たちから教育を変えたい!」と興奮して意見を述べる生徒もいました。また、タイのろうあ者のお父さんの動画には多くの生徒が涙していました。講義の終わりには、Google Formsを使って皆で感想を共有しました。

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