神奈川県藤沢市にある湘南白百合学園小学校は、カトリックの女子私立小学校として75年以上の歴史のある小学校です

湘南白百合学園小学校

学校の決まりについて(詳細)

(平成31年1月 更新)

 緊急時に登下校中および校内で使用する可能性のある携帯電話につきましては、下記の制限を施したものを、決まりを守って所持・使用させてください。

※ただし、各項目に該当する機能が、最初からついていない機種に関しては、制限の設定を施したものと同様に見なします。

 

 故意に決まりを破る、あるいは偶発的なものでも度重なる場合は、携帯電話の所持を禁止する場合があります。

 

 

1.音や振動を切る。登下校中に迷惑をかけたり、授業を妨げたりしない。

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 学校内で携帯電話による音や振動が発生すると、学校生活の妨げとなります。サイレントモード・学校向け電源オフ等を設定してください。

 また、公共の交通機関を利用する児童は、登下校中にもマナーモードやサイレントモードを設定し、ほかの利用者への配慮をお願いいたします。

平常授業における設定

◆子供の携帯電話に電話やメールによる連絡が行かないよう配慮する。

(迷惑メールフィルタを利用する/防犯に関係のない人に、気軽に電話番号やメールアドレスを教えたり、登録したりしない/子供のアドレスを教えた人には、連絡してよい時間をお伝えする等。)

◆予鈴から下校時刻まで、学校向け電源オフ機能、タイマー機能等で音と振動を切る。

 登下校中の時間帯に設定を切り替える場合は、マナーモードを使用する。あるいは、常時サイレントモード(着信音・振動ともにオフとなる設定)を施す。

◆緊急地震速報についてはこの限りではなく、音や振動が鳴るものとする。

 

午前授業および行事等における設定

◆適宜、登校時刻から下校時刻まで、同様の措置をとる。

 

 

2.自己管理をきちんとする。充電、紛失対策等。

 緊急時だからといって、道の中央で通話をしないといったような最低限のマナーを守らなければ、周りの方の迷惑となります。いざという時に使い方を忘れていては役に立ちませんし、平常時に誤作動した場合、復旧のさせ方は、機種によってさまざまです。

◆家庭で、緊急時・平常時それぞれの扱い方やマナー、誤作動時のアラームの止め方等を機種に合わせてよく指導し、練習させる。

◆充電はこまめに確認する。

◆なくさないよう、きちんと管理をする。 

 携帯電話は、個人情報のかたまりです。また、高価な機器でもあります。なくさないように、みだりに取り出したりせず、きちんと管理しましょう。

 

 

3.携帯電話は、緊急時のみかばんから出す。

 携帯電話の所持を許可するのは、防犯・防災にかかわる緊急時の連絡に備えるためです。学校生活の中で利用する道具ではないことをご承知おきください。

平常時の発着信について

◆平常時、登下校中や校内における通話およびメールの発着信は学校生活の妨げとなるので、行わない、行わせない。

◆運動会・学習発表会などの保護者参加型行事も、学校生活の一環であるため平常時に準じ、登下校中や校内における通話およびメールの発着信は行わない、行わせない。

 

◎発着信をしてよいケース

◆災害・犯罪・事故等に巻き込まれそうになり、大人の判断・許可を仰ぐ必要がある場合。

◆学校からの指示で発信する場合。

◆緊急下校時、地域別引率教師の指示により発信する場合。

◆緊急地震速報・エリアメールの受信。

◆GPS位置情報の自動的な送受信。(docomo…イマドコサーチ、au…安心ナビ、softbank…位置ナビ など)

 

※保護者から児童へ緊急の連絡をする必要がある場合について

 登下校時以外で、災害・犯罪・事故等により児童と連絡を取る必要がある場合は、今まで通り学校にご連絡ください。

 

 

4.緊急時の連絡に不必要な機能は利用しない。インターネット、ゲーム等。

◆機能制限のためのパスワードを設定し、保護者が管理する。

 制限に使ったパスワードを児童が知っているようでは、児童自ら制限を解除することもできてしまいます。

 簡単に推測されないような数字をパスワードにする、児童の見ていないところで入力する、ロックを解除したまま放置しないなどの工夫をお願いいたします。

 設定をするための保護者用パスワードと、使用時の安全を確保するための子供用パスワードを別々に設定できるサービスを持った機種である場合は、合わせてご活用ください。

(docomo…「学齢別4つの推奨コース」、au…「ティーンズモード」、softbank…「限定機能」、au…「安心アクセスサービス」、「web利用制限」 など)

通話やメールの履歴にパスワードをかけたり、頻繁に消去したりすることはお控えください。携帯電話に関わる諸問題の発見の遅れにつながりますし、学校で児童へ携帯電話に関する指導をする際の妨げともなります。

 

 

インターネット機能

 無作為なインターネットの閲覧、SNS、ゲーム等に過度の時間を費やすことは、学力低下を招きます。近年は投稿小説や漫画等も多数発表されておりますが、そういった無料のものは、きちんとした審査や確認がされていないことがままあります。間違った知識や表現を学習するリスクの少ない、多くの人の目で確認され出版された、良質な書籍を手にしてほしいものです。

 一見、安全なサイトであっても、業者の手によって有害情報へ誘導されることがよくあります。広告にも、よくない情報が数多くあります。

 SNSは携帯電話からも簡単に登録・書き込みができてしまいます。何が個人情報にあたるかの判断力に乏しいうちに独りで利用し、不用意にインターネット上へ情報を書き込んだり、写真を載せたりしてしまうとたいへん危険です。炎上した場合、お子様のその後の一生を左右することにもなりかねません。

 書き込みボタンを押した瞬間から、その情報はどんなパソコンからも閲覧できる状態となり、閲覧者によってコピーされたものは二度と回収できません。ボタンひとつで、加害者になってしまうことさえあります。

 数秒で消えるような機能をもったサービスも存在しますが、それらに送った写真や動画も、スクリーンショットを撮るなどして、相手が保存することも考えられます。自分の家の玄関先に掲示することがはばかられるようなものは、一切送らないほうが賢明です。

 

フィルタリングや迷惑メールフィルタを使用する

 興味本位や誤操作、フィッシング詐欺によって有害情報にアクセスすることもあるので、購入時に各携帯電話会社が設定しているフィルタリングを使用し、インターネット閲覧を制限する。

※契約者が未成年である場合、特別な理由で拒否をしない限り、契約時に自動的にフィルタリングがかかりますので、そのままお持たせください。

※災害時に災害用伝言版など、災害対策サービスへ接続するのは可。

 通話やメールが通じづらい時に使用でき、携帯電話番号で安否情報を検索することができるので、親子で練習なさるとより安心です。

 

 

メール・メッセージ機能

 迷惑メールの被害が多く、また、外に表れにくいことから、いじめの温床となることも近年多くなっているとの報道があります。

◆登録してある家族以外とは、メッセージのやりとりができないようにする。

 通話のみでメール・メッセージ機能を使用しないならば、メール・メッセージ機能の使用をしない設定にする。

◆定期的に明細を確認し、不自然に通信料が多かったり、不適切な時間に使用していることがあった場合、内容を本人に確かめる。

 

 友人間の雑談メッセージのやりとりに大量の時間を費やすことは、学力低下を招きます。また、幼いうちから文字によるコミュニケーションばかりを行うことは、コミュニケーション能力の発達を阻害します。

 また、やりとりが見えない、即時性の強いことから、いじめのツールや誘拐の手段として使われることも近年多くなっています。

 

 

その他

◆写真撮影やメッセージ等によって入手したデータに気をつける。

 携帯電話は、カメラで著作物を撮影したり、それを送受信したりすることも可能です。気軽にカメラ撮影ができるため、知らずに電子万引きや、肖像権の侵害をしてしまうことがあります。

 いけないことと知らずに、著作権を侵害するデータのやりとり(雑誌や芸能人の写真を撮影して送受信する等)をしていないか、定期的に確認してください。

◆子供同士でむやみに撮影をしないよう、可能ならば使用制限の設定を施す。ただし、緊急時に周囲を自動撮影するような、防犯・防災に関わる機能は可とする。

アプリの機能は使わない。(防犯・防災に関わる機能を持つアプリを除く。)

 余分な機能は、緊急用の携帯電話には不要です。たとえ学習ゲーム等であっても、理由なく漫画やゲームを学校に持ち込むべきではありません。

 子供用携帯電話であっても、宣伝のため、購入時からゲームや漫画等の不必要なアプリが入っていることがほとんどなので、携帯電話を携行させる前に必ず確認し、削除してください。

 

◆内外の色やデザインは、他の持ち物に準じる。

 ストラップやシールは、その一切を禁止いたします。

 また、待受や着信音に関しては、学校で使うものとしてふさわしくないようなものは設定しないようお願いいたします。特に、待受画面でペットを飼う機能は、設定しないでください。

※「くーまん」などのペットには、不定期にメールを送ってくる機能がついていることがあり、授業中に着信音が鳴る原因になります。

 

 

 

携帯電話の利用にともなう危険の例

 携帯電話は、「いつでも」「どこにいても」「どんな状況でも」「簡単に」連絡がつきます。ですから、保護者は携帯電話を「家族との連絡のため」、「安全のため」に持たせます。

 しかし、携帯電話は「いつでも」「どこでも」「どんな情報でも」「簡単に」利用できる機能も備えています。携帯電話やスマートフォンを持ちたがる子供は、主な用途が「友人とのコミュニケーション」や、「インターネット」だと思っている場合が過半数を占めます。持たせる時点では想定していなかったような使い方をすることも多く、後からさまざまな問題が浮上してきます。

 

 インターネットは、アクセルがついていてブレーキがない車のようなものともいわれることがあります。

車社会は、100年かけて交通事故を減らし、法律を整備して現在に至りますが、ネット社会は、2000年頃から始まった、まだ新しいものです。利用には十分な知識と、利用者のモラルが問われます。

※携帯電話やスマートフォンと同様、iPadなどのタブレット、NintendoDS・Nintendo Switchなどの携帯ゲーム機、ipod touchなどのモバイル機器もインターネット機能がついており、同様の危険があります。

 

 手軽さゆえに、危険にも簡単に巻き込まれてしまいますので、端末の必要性とリスクを熟考した上で、携帯電話を所持させるかどうかをお決めください。

 また、防犯・防災用の機器として携帯電話を学校へ携行させる場合には、学校の決まりに沿って制限をおかけください。

 

 携帯電話を所持させることによって発生する可能性のある具体的なリスクを以下に挙げさせていただきます。

 

危険の具体的な例

①電話以外の機能の濫用

②コミュニケーション能力の育成の阻害

③犯罪の被害者・加害者になりうる

④有害情報へのアクセス

⑤その他の問題

⑥スマートフォンのリスク

 

危険の具体的な例(詳細)

①電話以外の機能の濫用

・ 「基本プレイ無料」と大々的に宣伝しているゲームで、より楽しめそうなリンクを次々クリックしていたら気づかないうちに有料アイテムを購入してしまっており、何十万単位の高額な請求をされた。

・子供にねだられ、数百円の購入のために一度クレジット番号を入力しただけで、ゲームサイトにカード情報が登録された。それ以降、簡単な認証だけで使用できるようになってしまっており、後から覚えのないほど高額な請求が来てしまった。

・携帯電話の機能の一部を使うようなつもりで、無料の待受画面やゲームアプリ、着信メロディ、動画等をダウンロードするためにインターネットに接続を繰り返した。

 その結果、予想以上に高額な回線利用料(パケット代)を請求された。

・ 料金対策のつもりでパケット定額制を導入したら、子供がたくさん使っていても気にしなくなり、どのように使っているのか把握できなくなった。

・ 電子マネーやプリペイドカード等の支払い手段を用いて、保護者の目の届かないところで買い物をしたり、黙ってアプリを購入してしまった。または、そういったカードを要求する詐欺に遭ってしまった。

※支払いに使うカードは、コンビニエンスストアで簡単に購入できてしまいます。

携帯型ゲーム機「Newニンテンドー3DS」では、Suicaを使用した決済が可能になっています。ご注意ください。

※「ニンテンドーアカウント」は、SNSへの画像投稿、ショップの利用などが可能となるため、13歳未満の児童が単独で作ることはできません。

 保護者がニンテンドーアカウントを作成したあとに「子どもアカウント」を作成する必要があります。一日のゲーム時間の設定、各種制限などをスマートフォンから行うことができるようになります。

②コミュニケーション能力の育成の阻害

メッセージ・SNS等によるいやがらせやいじめ、誹謗中傷/すぐに返事を求め、相手を待てなくなる/メール・掲示板・オンラインゲーム中毒・依存/メール中毒・依存

 

③犯罪の被害者・加害者になりうる

誘拐/強迫/性犯罪/薬物犯罪/詐欺(振り込め詐欺、代金不正請求)/紛失盗難時の情報流出/安易な気持ちから、自分や知り合いの個人情報を公開し、情報が悪用されてしまう/電子万引き/著作権・肖像権等の侵害

 

④有害情報へのアクセス

ゲーム等の自己紹介、無作為なメッセージ(情報が悪用されやすい、誘拐の被害に遭うこともある)/有害サイト(薬物・危険物を取り扱う、悪いことへ誘う、有害な情報を載せている等)

 

⑤その他の問題

・ 誕生日等の安易に推測できるパスワードによって制限をかけたために、子供がそれを察し、保護者が気づかないうちに各種制限の解除・再設定を行ってしまい、パスワードを変えられて、携帯電話の中身すら見られなくなってしまった。

・スマートフォンに顔認証やパターン認証でロックをかけ、保護者が管理できなくなってしまった。

 

⑥スマートフォンのリスク

・LINEなどを利用するために、フィルタリングを外すよう子供に要求され、言われるままフィルタリングを外したら、有害情報にも容易に接続できる状態になってしまった。

・LINEに登録してある友達からおかしなメッセージが届き、プリペイドカードを買うよう促された。また、いきなり送られてきたリンクをクリックしたら、違法なアプリをダウンロードさせられ、個人情報を抜かれてしまった。(アカウント乗っ取りによるなりすまし詐欺

・普通のアプリのつもりでダウンロードしたアプリが、実は不正アプリ。端末がウイルスに侵されたり、電話帳や写真などの個人情報が盗まれたり、個人情報を盾に脅されたりした。

・アプリ型でないフィルタリングをかけていたら、規定外のブラウザアプリをダウンロードし、フィルタリングをかいくぐって利用するようになり、有害情報にも容易に接続できる状態になっていた。

・履歴の残らない「chrome シークレットモード」などを使い、保護者に隠れてインターネットをするようになった。

フィルタリングをかけているつもりでいたら、Wi-fiを使用する時はかからないようになっており、有害情報にも容易に接続できる状態になっていた。

 

 

注釈 (用語名およびその解説)

 

1 位置検索専用機器

機器そのものがもともと通話・メッセージ送受信・インターネット閲覧機能を持たず、児童の安否や居場所のみを保護者が知ることができる機器。

ココセコムは、セコム株式会社が提供する防犯機器。位置検索・緊急対処・単純応答ができる。

小田急あんしんグーパスICは、小田急電鉄が提供する有料サービス。PASMOによる小田急線駅の自動改札通過情報を、保護者のメールアドレスにお知らせするサービス。

エキッズは、東急線が提供する有料サービス。小児用PASMOで改札や、東急バス運賃機をタッチすると、通過情報や乗車情報が、保護者にメール配信されるサービス。

まもレールは、SuicaまたはPASMOでJR東日本の自動改札機を通過すると、保護者へ「通過時刻・利用駅・チャージ残額」をお知らせするサービス。(2019年1月現在、藤沢駅の小田急線乗換口は通知対象外のようなのでご注意ください)

 

2 フィルタリング

 携帯電話に関わる諸問題を受け、平成20年2月以降に購入された携帯電話で、利用者が未成年であるものには、購入時から無料で自動的にフィルタリングが設定されることになっている。

 そのため、児童に使わせる携帯電話は、保護者ではなく本人を利用者として契約したほうがよい。

 子供が有害なサイトを目にしないよう、携帯電話会社によって安全と判断されたサイトにだけ接続でき、その他のサイトやアダルト・暴力など子供にふさわしくないサイトは閲覧できなくなるアクセス制限サービス。年齢によって、フィルタリングの強さや範囲を変更することもできる。

 ただし、Wi-fi接続中は適用されないケースもあるなど、全ての有害情報を完全に遮断できるわけではないので、子供が閲覧しているサイトの定期的な確認は必須。

 深夜に布団の中で、おけいこの行き帰りに等、保護者の目の届かない時間・場所でのインターネット利用を防ぐために、時間制限サービスを設定するのも効果的。

※出会い系サイトによる被害そのものは年々減少傾向にあるが、ゲームサイトSNS等の非出会い系サイトに起因する児童の犯罪被害が急増しており、被害にあった児童の9割以上はフィルタリングに加入していない携帯電話やスマートフォンからサイトに接続しているという実態がある。(神奈川県)

 

参考:携帯各社のフィルタリングサービス

NTTドコモ「子どもに「あんしん」のサービス」

au「安心アクセスサービス」

Softbank「ウェブ安心サービス(フィルタリングサービス)」

 

3 災害用伝言板

 災害時、携帯電話やスマートフォンから使用者の安否を「無事です」「避難所にいます」などから選び、投稿して安否を確認するサービス。自由に文章を入力することもできる。

 災害時は電話やメッセージがつながりにくくなったり、場所によってはしばらく回線が使用できなかったりすることもあるため、災害用伝言ダイヤルと同じく公共のサービスとして提供されている。

 携帯電話各社のインターネット基本メニューから見られるようになっており、携帯電話会社が異なっていても、電話番号から登録された安否情報が検索できる。

 

4 ソーシャルメディア、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)

 「ソーシャルメディア」は、多数の人々や組織が参加できる、双方向コミュニケーションメディアの総称。

 LINE、電子掲示板、ブログ、ウィキ、ポッドキャスト、ソーシャルブックマーク、SNS、画像や動画の共有サイト(Youtube、ニコニコ動画ほか)、通販サイトのカスタマーレビュー(amazon、楽天ほか)等がある。

 「SNS」は、人と人とのつながりを促進・サポートする、コミュニティ型のサイト

 Facebook、Instagram、Google+、MySpace、モバゲー、Ameba、GREE、Twitter、mixi等がある。大半が13歳未満の登録は不可、もしくはメッセージや買い物で機能制限がかかる。

 友人・知人間のコミュニケーションを円滑にする手段や場を提供したり、趣味や嗜好、居住地域、出身校、あるいは「友人の友人」といったつながりを通じて新たな人間関係を構築する場を提供する、会員制のサービスのこと。

 ただし、簡単に不特定多数と「知り合う」こともできてしまうため、これらのサイトから出会い系サイトへの誘引のみならず、出会い系サイトが注目されるにしたがって、近年このようなSNS内で犯罪に巻き込まれる児童が急増している。

 SNSに限らず、似たようなコミュニケーション機能を持ったゲームも多い。

 サイトが健全認定されているかどうかに関わらず被害に遭うこともあるので、注意が必要。

5 アプリ

 携帯電話やスマートフォン上で動く、小さなソフト(アプリケーション)のこと。

 ゲームのほかにも、各種会員カード、電子マネー、乗換案内、地図、翻訳、TVリモコンなどさまざまな機能を持つものがある。

 また、スマートフォンやタブレットにおいてはその機能のほぼ全てがアプリ化されている。

 

6 プロフ ※廃れてきています。

 プロフィールの略。インターネット上やゲーム内に作る自己紹介のページを指す。

 掲示板やメッセージ機能がついているサービスが多く、出会い系サイトと同じ使われ方をすることもある。

 また、どんなパソコンからでも見られることを知らずに、友達にだけアドレスを教えるようなつもりで、安易に個人情報を書き込んでしまう危険性がある。

 

7 雑談メッセージ

 「今何してる?」「ヒマだから話そう。」等、特に用件を持たず、会話と同じように雑談する短いメール。

 すぐに返信しないと友人関係が壊れると錯覚し、食事中や入浴中、深夜まで返信を止められなくなるケースが多い。

 

8 サイト(=ウェブページ)

 インターネットのページのこと。パソコン用のサイト・携帯電話専用サイト・スマートフォン用サイトなどがある。端末の認証が必要であるため、携帯電話専用サイトがパソコンで見られるケースは少ない。

 

9 電子万引き

 書店やコンビニエンスストア等で書籍の表紙や内容を撮影し、本来書店が得るべき利益を侵害すること。

 品物は取らないのでいわゆる万引き行為ではないが、迷惑行為として万引きと同様に見なされる。分かりやすく禁止の注意書き(例:電子万引きは通報します。)をしている書店もある。

 

10 肖像権

 他人の顔写真を勝手に撮影し、携帯電話やスマートフォンで他人に送信したり、他の目的に利用したりすると、肖像権の侵害となる。

 

11 キッズケータイ(子供向け携帯電話)

 子供用に必要な機能に特化し、一定の制限をかけることのできる子供向けの携帯電話のこと。

 なお「キッズケータイ」というのはdocomoの製品で、各社で同様の製品が発売されている。

 auは「ジュニアケータイ mamorino(マモリーノ)

 ソフトバンクは「コドモバイルみまもりケータイ」。

 本校では、子供向けフィーチャーフォンのみ、持ち込みや使用を許可します。子供向けであっても、スマートフォンやウェアラブル端末は許可いたしません。

持ち込み推奨機種一覧は、こちらをクリックしてください (子供用携帯電話として販売され、現在でも修理可能とされる機種)

  

※緊急地震速報について

 子供用携帯電話であっても緊急地震速報が鳴る機種があります。しかし、いきなり音が鳴るため、かえってパニックに陥ってしまうケースもあります。

 学校にいる時は教員が退避の指示をいたしますが、在宅時および登下校中などお子様が一人で速報を聞く可能性のある場合につきましては、事前によく指導し、音が鳴ったときの対応を練習させてください。

 

12 携帯端末(=モバイル端末=モバイル機器=モバイルデバイス)

 iPadなどのタブレット、NintendoDS・NintendoSwitchなどの携帯ゲーム機、ipod touchなどの音楽プレーヤー。

 これらはインターネット機能がついており、携帯電話やスマートフォンと同様にフィルタリングの設定が必要。

 また、昨今のゲームはSNS機能を持つものが大半で、老若男女さまざまな不特定多数のユーザーとゲーム内で知り合うことがある。以前までは出会い系サイトにいたような、子供を狙う犯罪者は近年このようなゲームに潜伏しており、使い方によっては危険が伴う。

参考資料

青少年のインターネット利用環境づくりハンドブック(保護者・教職員・指導員向け)』(内閣府)

10歳頃までのお子様へのネット利用対策』(安心ネットづくり促進協議会)……スマートフォンの各種制限のかけ方などを紹介。

ネット安心手順書』(情報教育を考える会)……スマートフォンや、各種ゲーム機の用語や制限のかけ方などを紹介。

任天堂から保護者のみなさまへ』(任天堂)……任天堂製品の保護者向け機能を動画で紹介。

かながわモード』(神奈川県教育委員会携帯用サイト)

携帯電話の有害サイトから子供を守るために』(神奈川県警パソコン用サイト)


 →防犯・防災のための機器の利用について

 →学校の決まり 誓約事項チェックリスト