トピックス

2016年3月

緊急連絡

2016/03/08 16:48:35

現在緊急連絡はありません。

緑バス1号車遅延情報

2016/03/08 9:01:00

3月8日降園時、緑バス1号車、サミットストア以降約10分の遅れです。ご迷惑をおかけしております。

ランチョンマットプレゼント(年少⇒年長)

2016/03/07 13:35:36

今日行った年長さん卒園式練習の後に、年少さんから年長さんへ「お別れ昼食会」に使うランチョンマットのプレゼントがありました。お礼に年長さんからは、8日の観劇会後にいただく「おいしいおやつ」のプレゼントがありましたheart04

卒園までのカウントダウンは、さらに進んでいきますcrying

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緊急連絡

2016/03/07 9:42:00

現在緊急連絡はありません。

園長の「給田だより」(2016年3月号)

2016/03/01 8:08:33

「ママの笑顔は、子のパワー!」  ~子どもの不快感情とどう向き合うか!~

私の思索ノート(いわゆる「ネタ帳」)に、「母親としての成熟度チェック」という題の一頁があります。「幼児教育」や「子育て」に関する数多くの本を参考に、保護者(一部保育者も含めて)にとって大切なポイントを、より現実に即して、私なりにまとめたものです。随時改訂していくつもりですが、現時点のものをご紹介いたします。

《母親としての成熟度チェック》(仮称)

1 子どものケンカ・トラブルに口を出さない。

2 子どもの前で、(家族を含めた)他人の悪口を言わない。

3 子どもより先に、さわやかなあいさつをする。

4 子どもに注意しなければならないとき、感情的にならずに、目を見て、冷静かつ優しく話す。

5 子どもとしっかり向き合い、100%耳を傾けて子どもの話を聴く。

6 子どもは「生きているだけで100点満点」と思っている。

7 子どもの失敗や失態を、単に結果としてとらえるのではなく、プロセスとしてとらえている。

8 子どもの不快感情に向き合ったとき、笑顔でいられる。

8番目のチェックポイントは、昨年秋に加筆したもので、私の中での“新鮮度”(=お伝えしたい気持ちの度合)が最も高い項目です。というのも…。

11月上旬、私の手元にダイレクトメールで届いたのが、『日本教育』という教育雑誌。何気なく頁をめくっていたら、“「親になる」ということ”という特集記事が目に飛び込んできました。筆者は、東京学芸大学教授の大河原美以先生。〈「親が子を気遣う」関係性〉、〈親の顔を見ると安心できる関係性〉という小見出しに興味を魅かれ読み進むうちに、子育て期の保護者の皆さまにとって 貴重な内容であることがわかり、一気に読み終えてしまいました。

タイトルの「親になる」とは、どういう意味なのか、筆者は端的に、「親になる」ということは、「子の安心・安全」を中心に思考し行動することができるようになることです、と述べています。親ならば、誰しも「子の安心・安全」を中心に考えるのは当然のことでしょう。しかし昨今、世間で起こっているさまざまな悲惨な事件を耳にするたびに、親だから当然とは言い切れないモヤモヤ感を拭い去ることはできません。

皆さまは、(程度の差はともかく)目の前のお子さまがイライラしているとき、お子さまにどのように接していらっしゃるでしょうか?もちろん、忙しい手を止めてきちっと子どもに向き合い、子どもの気持ちをしっかり受け止める努力をされていることでしょう。しかし、時には、親の方がかえって不機嫌になり、それによって子どもの不機嫌さがさらに増していく、ということはないでしょうか。例えば、「なに泣いているの!そんなことで泣くのはやめなさい!」と、かえって叱りつけてしまう…。ありがちな話かもしれませんね。

筆者は、親が「自分の安心・安全」を中心に思考し行動していると、おのずと「子が親を気遣う」ようになり、「小学生以降になると、子は自分が不快なときに親の顔をみるとさらに不快になるので、親を信頼しなくなってしまう」と警告しています。そして、「この関係性が知らず知らずのうちに、子どもに不快感情を表出しないことを求めるという関係性に陥りやすくなり、この関係性が、さまざまな心理的問題の温床になってしまう」と述べているのです。「心理的問題」と言えば、不登校、いじめ、ひきこもり、家庭内暴力などのことを、容易に想起することができます。

 筆者は、親子関係のよしあしは、「子どもが不快感情を抱えているときに、親の顔をみると安心するという関係性が構築されているかどうか」にかかっている、と述べ、「子どもが不快なときに親の顔をみると安心する関係性」が構築されるためには、「子が親を気遣う」のではなく「親が子を気遣う」関係性がその前提として必要である、と結論づけています。子どもに気を遣わせるようにはしていないか、子どもが親の顔色を窺うような様子はないか、気がかりな人もそうでない人も、この機会に一度、振り返ってみてはいかがでしょうか。万が一心配な状況があったとしても、幼児期は、十分に取り返しがつく年代なのですから…。

子どもの心が安定し、限りない可能性を発揮するとき、それは「ママが笑顔でいてくれるとき」。 「ニコニコママが最良の先生であること」、4年間の園長生活の中で、子どもたちとの触れ合いが 導いてくれた、私の確信の一つです。

松森憲二拝

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