トピックス

2016年12月

赤バス2号車遅延情報

2016/12/03 8:53:00

12月3日登園時、赤バス2号車「八幡山3丁目」以降約10分の遅れです。ご迷惑をおかけしています。

年少組 大根のお絵かき

2016/12/02 15:48:57

年少さんは「大根のお絵かき」をしましたpencil
今年も、年長組のお兄さんお姉さんが「お芋畑」でお世話になっている、吉岡さんに大根を準備していただきました。葉っぱから根っこまで、何と80cmもある立派な「せたがや育ちの新鮮大根」ですheart04
個性あふれる大根の絵を描くことができましたcoldsweats01
restaurantお弁当の時間に、この大根のお味噌汁をいただきました。happy01

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園長の「給田だより」(2016年12月号)

2016/12/01 8:09:23

「ママたちの幼稚園ライフ」  ~せっかくだもの、楽しまなくっちゃ!~ 

子どもたちの成長を心から願っておられるのが、保護者の皆さま。その期待と負託にお応えすべく、私たち保育者は、日々、幼児教育に専心努力いたしております。幼児教育における保護者の存在、それは、決して他の教育機関の追随を許さないほど重要なものであり、保護者自身の「幼稚園ライフ」の充実・喜びは、子どもたちの成長に深く関わっている、と私は認識しております。特に、子どもたちとの緊密かつ濃密な時間を過ごすママたちの「幼稚園ライフ」の有用性は、強調してもし過ぎることはない、という確信が、園長としての行動の基盤となっています。

私の言う「幼稚園ライフ」とは、「子どもが幼稚園に通うことを(えにし)として展開する諸活動やあらゆる日常生活のこと」を意味しています。ママが「幼稚園ライフ」で充実感を味わっていると、子どもの心は喜びで満たされます。そうなると、子どもは安心して幼稚園生活に向き合うことができ、その中から多くのことを吸収していきます。

ママたちの「幼稚園ライフ」には、どんなものがあるでしょうか?まずは、ママ友。クラスやバス停での人間関係の良し悪しが「幼稚園ライフ」を左右することは、日々痛感しておられることでしょう。子どもたちのお手本になれるような、素敵なお友だちづくりができたらいいですね。

次は、後援会活動。三役・クラス理事という呼称のせいか、「特別な人がするお仕事」のように受け止められがちですが、初めはどなたも不安を持っておられるようです。しかし、実際に経験された方々は、「自分にできることでお役に立つことができ、むしろ楽しかった」、「とても充実していた。先生や子どもたちと触れ合う機会が多くあり、有り難い一年間だった」と、異口同音におっしゃっています。幼稚園行事を支え、クラスの融和を図るために献身的な努力をしてくださっている皆さま方のボランティア精神に、いつも頭の下がる思いがしています。

私は、できるだけ保護者の皆さまとの接点をつなぎ、「幼稚園ライフ」の喜びをともに分かち合いたいとの願いから、いくつかのアイデアを具現化してきました。その一つが、今年度で4年目の園運営協議会(通称 WITH(ウイズ)です。毎回、私がお尋ねしたいテーマを設定し、メンバーの皆さまにさまざまな角度からご意見をいただき、多くのご示唆を頂戴してまいりました。最近のテーマは、今号と同じ「ママたちの幼稚園ライフ」でした。WITHは、子育ての喜びや不安を率直に語り合い共感し合える場にもなっており、笑顔でお帰りになる皆さまに、私自身が癒されております。

また、昨年までの学年別園長懇談会。ネーミングが敷居を高くしたきらいもあったようです。今年からトークライブ「給田だより」にリメークし、お陰さまで参加者が増えました。お手紙やメールでのご感想に、その都度、新鮮な発見と感動をいただいております。前号に登場の「○○の微笑み」は、“瓢箪から駒”の副産物です。

つい先日の誕生会、ギタリストの石成正人(まさと)さんとコラボしてくださった石成裕子(ゆうこ)さんは、「幼稚園生活でのいい経験になりました」と語っておられます。「主人に『歌ってみない?』と言われ、娘も『いいんじゃない』とのことでしたので…。娘はちょっぴり恥ずかしかったようですが、お友だちから『すごいね』と言われ、嬉しそうでした。」(ご家族の良い記念になりますように!)

後援会活動の一環であるママさんバレーも、「幼稚園ライフ」の一つでしょう。以下は、先日配付した『せしよう』(世田谷区私立幼稚園PTA連合会発行)の中の記事、「第49回バレーボール大会」の抜粋です。

家事や育児をしつつ練習を重ねられた選手の皆様の気迫あふれるプレーは、応援団の熱気と共に会場を揺るがしました。決勝戦は佼成学園幼稚園対芦花幼稚園。接戦の末、佼成学園幼稚園が優勝し連覇を達成されました。おめでとうございます。

“接戦の末”とわずか4文字のみの表現ですが、実は、1セットを先取された後の2セット目、あと1点取られたら負け、つまりマッチポイントを握られてからの大逆転!という、薄氷を踏む展開だったのです。例年、園長というよりは部長という意識でベンチ入りしている私ですが、今年はそれが叶わず、後日DVDで観戦。結果は百も承知しているにもかかわらず、手に汗握りながら、ハラハラドキドキ。後で聞くと、部員たちはさほどの心境ではなかったとのこと。「びっくりぽん!」&「あっぱれ!」でした。

『せしよう』の配付直後、スポーツキャスターMさん(?)がヒロインたちに独占取材を敢行。今年6月まで主将だった本田()()()さんと、7月から新主将になった品川千尋(ちひろ)さんです。お二人の生の声が届きました。

M 改めて記事を見ていかがですか?

本田 夢のようです。 

品川 その瞬間のことは、無我夢中でよく覚えていません。本当だったんだなあ、と思います。

M 優勝できた勝因は?

本田 仏さまの力、としか言いようがありません(笑)。皆さんの応援と祈りによって、勝たせていただけたのだと思います。

品川 佼成は際立った選手が少ないチーム。全員の総合力で勝てたのだと思います。

M 二連覇目の主将として、プレッシャーは?

本田 もちろんありました。一年前の練習ノートには、一年後のために、「いろいろありましたが、お陰さまで二連覇させていただきました」と予め書き留めておき、自分を奮い立たせてきました。二連覇できて、ほっとています。

M 大会後、他園の園長先生方の間では、「佼成学園のキャプテンはすごかった。自チームだけでなく、相手チームにも笑顔を振りまいていたねぇ」と大評判でしたが…。

品川 私たちのチーム内では“不気味な笑顔”と呼んでいます(笑)。最終日は、力に差のない4チームでの戦いでしたので、勝敗を分けた大きな要因が、その笑顔だったと思います。

本田 自チームには「大丈夫!」という安心感のメッセージに。相手チームには余裕を見せることでプレッシャーをかけることに。自分の持ち味を、精一杯発揮することができました。

M そもそも、お二人の入部動機は?

本田 メンバーの人数が足りず大変、とのことでしたので、少しは役に立てるかな、という気持ちと、運動が大好きなのでリフレッシュできるかも、との思いで入部しました。 

品川 中・高とバレーボールをやっていましたが、大人になってからはチャンスがありませんでした。入園前に手渡されたチラシを見て、「ああ、バレーができるんだ」と思いました。

M バレー部に入って、ご自身に何か変化は?

本田 どちらかと言うと平和主義者で、人間関係においても回避型、受け身的な性格なのですが、目標を立てて、自分の意見も出しながら、周囲を動かしていかなければならない立場になって、コミュニケーションのあり方を学べました。自分を知り相手を知ることで視野も広くなり、成長する機会をたくさんいただけました。 

品川 子どもが入園する前は、特に趣味もなく単調な生活を過ごしていましたが、バレー  ボールができるようになってからは、周囲の景色に色がついた、といった心境になりました。とにかく楽しくなったんです。また、大先輩ママとの触れ合いで、子育ての不安が解消できたり、バレーボールを中心とする生活で、日常生活にメリハリがつきました。例えば、明日は練習日だから、今日のうちに家事をしっかりやっておかなくっちゃ、といった具合に…。 

M 最後に、来年度は50回大会。佼成としては、初の3連覇がかかります。ぜひ、意気込みを!

品川 死に物狂いでボールに食らいついて、3連覇したいです!支えてくださる方々への 恩返しは、何と言っても結果を出すことですから。その目標に向かって、いま抱えている  切実な課題が、部員の確保です。

本田 子どもの体調その他の理由で、全員が練習に揃わないということもあります。9人制ですから、最低でも12.3人のメンバーが必要です。現状では足りません。試合では、15人までベンチ入りすることができます。

品川 バレーボール経験の有無は問いません。興味のある方がいらっしゃいましたら、まずは気軽に見学に来ていただけると嬉しいです。

伝統ある佼成のママさんバレー、仲間づくりの良きモデルとして、一層の活躍を期待しています。   

今年5月頃に、あるサークルの発足を耳にしており、先日やっと、見学に行ってくることができました。私を迎え入れてくれたのは、ママさんたちの笑顔と心地よいハーモニー。喜びの輪を目の当たりにして、新たな息吹を実感しました。

園児数の多い佼成学園幼稚園だからこそ、保護者お一人おひとりの喜びや充実感は大きな(かたまり)となって、明るく・優しく・温かく、子どもたちの成長に栄養分を与えてくださっています。

明治初期の文献に、「幼稚園ハ(中略)学齢未満ノ輭弱(なんじゃく)ナル稚児を保育スルノ楽園ナリ」とあります。『しい幼稚♪』は、佼成学園入園式のオリジナルソング。子どもたちはもちろんママたちも、楽しい「幼稚園ライフ」を過ごすことが、“人生の楽園”を味わうことになるのです。「エンジョイ!佼成学園幼稚園!」をお望みの方の“よろず相談”、いつでも承ります。園を楽しめば、楽園は自ずから現前(げんぜん)するのです。

松森憲二拝

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