オーストラリアでは、現地校の授業のみならず校外学習もあります。
博物館を訪れ、展示物を英語で理解し、自然科学の勉強をする、というものです。
ご承知の通り、精華の高学年授業で「英語で理科学習(実験)」がありますが、その海外版です。
解説を聞いてメモを取る、質問をする、という習慣は、これまでの社会科見学などで培った力が発揮されていました。言語は変われども、知識を獲得するプロセスに違いはありません。
英語解説を聞いた後、英語で質問をする、という挑戦場面を設定してます。
「目はいくつあるのですか」「いつ、どこで発見されたのですか」「誰が発見したのですか」
「生物が入っている液体は?」などとやりとりしながら理解を深めていきます。
サンゴはオーストラリアに欠くことができない生物ですが、精華では6年生でも学習します。
「サンゴは動物か、植物か」「何を餌にして食べているのか」などと、やりとりしながら、考えさせながら展示を見て、解説を聞きます。
同じような貝が並ぶが微妙に違う、「貝の名前は?」「なぜ、裏側が見られないの?」
などの質問がありました。
これらの学習には、事前学習も必要ではありましたが、だからこそ、見学もより真剣に、そして充実したものになりました。