7月6日に七夕学芸会が行われました。
七夕学芸会は、精華創立当初から90年以上続く伝統ある行事です。
各学年が約1ヶ月練習を積んだ劇と音楽の発表を行いました。
毎年恒例の学芸会の発表で大切にしていることが、仲間と協力する練習過程です。
音楽では、指揮者や伴奏者を中心に歌声や楽器の音色を合わせます。
合唱でも合奏でも、最初は自分の声(音)を出すことから練習をスタートし、次第にお互いの音を聞き合い、ハーモニーを生み出すように練習してきました。
本番では、緊張すると特に歌声が小さくなりがちなのですが、子どもたちは学年で団結して元気に、あるいは美しく音色を響かせていました。
劇では、学年内で2つ~3つのグループに分かれて、各グループで一つの作品を作り上げます。
学年が上がるにつれて、教員の指導に頼らず、子どもたち自身の力で作り上げていくことになります。
脚本探し(脚本制作)からスタートして、動作や台詞のタイミング、広い舞台をどう使うか、暗転や効果音など演出上の工夫など、練習を繰り返す中でより良い形を見つけていくのです。
中には、背景や大道具・小道具づくりに休み時間をも費やして頑張る子どもたちもいます。
また、途中で教員から厳しい演技指導が入ることもあれば、仲間と意見が合わず衝突することもあります。
そんな紆余曲折がありながらも劇を作り上げた達成感は大きく、本番の上演後、子どもたちは閉まった幕の裏でこぶしを突き上げたり自ら拍手をしたりして喜んでいました。
夏休みを前に、学年での絆が強まったひと月でした。