体育大会を終えて。みんながつながった!
2015年5月29日 (金)
~体育科主任 野田先生の朝礼(5月20日)の話から~
先日は体育大会、本当にお疲れ様でした。
今年は運営側としては天候のこともあり、いろいろと大変だったのですが、生徒の皆さんからは、
「いつもよりさらに、学年を超えたつながりを感じることができた」という声が寄せられました。
勝ち負けの結果よりもそういうところに楽しさを感じてくれているんだなと、とても嬉しく思いました。
体育大会とか球技大会というのは「運動の好きな子」、あるいは「大騒ぎしたい子」たちのため
のイベントで、あとの子たちはしらーっとして、あまり積極的には参加しない、という学校もある
と思います。でも、白百合の体育大会というのは、本当にみんなが一致団結をして一生懸命に競技
をするし、また、それを一生懸命に応援します。
体育委員長のSさんが本番前に言っていましたが、「体育大会を好きな人も、そして、そうでな
い人も、みんなが一緒に楽しんで欲しい。そんな体育大会にしたいんです」と言っていました。
人が100人いれば性格も、考え方も、そして、能力も100通りです。気が合う人もいれば合わ
ない人もいますし、好きな人もいれば当然、嫌いな人もいます。それが当たり前です。でも、自分に
とっての「他者」を受け入れ、「一緒に楽しむ」という目標に向かって、お互いにちょっとずつ協力
し合う。そういう、一人ひとりの目に見えない努力の積み重ねが、結果として「今年の体育大会は楽
しかった」というところにつながっていったのだと思います。
これは決して、「当たり前のこと」ではありません。凄いことなんです。「勝ち負け」という結果
よりも、自分と違う人たちと「つながることができたこと」を「楽しい」と感じることができる皆さん。
そんな凄いことができる皆さんのことをとても誇りに思いますし、これからもこの伝統をつないで
いって欲しいと思います。
まあ、まず一つ目の行事が無事に終わりましたので、ここからは頭を切り替えて中間テストも頑
張って下さい。
「楽しむ」ことも一流
「勉強」も一流
そんなかっこいい学校を目指していって欲しいなと思います。