神奈川県藤沢市にある湘南白百合学園中学・高等学校は、キリスト教(カトリック)の精神に基づいて中高一貫の女子教育を行っている学校です

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湘南白百合学園中高インフォメーション

音楽コンクール近し!心を合わせて

2015年6月10日 (水)

 本校の代表的な学校行事の一つである「音楽コンクール」が6月25日(木)に行われます。

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17日(水)のリハーサルまでは、あと一週間。早朝練習、放課後練習とクラスのコンクール
に賭ける熱意は日に日に高まっています。
 6月10日(水)の朝礼で、音楽科の先生より生徒に向けて、次のようなお話がありました
ので、ご紹介します。

 今日は、音楽科から例年、審査員の先生方から頂くアドバイスやコンクールの練習の
ヒントの中からいくつか、お話ししたいと思います。
 まず、歌詞について
 歌詞を全員が良く読み込み、歌詞の内容やそこらに込められた感情を理解した上で、
歌詞を聴き手に伝えるための工夫が必要です。
 日本語の歌詞をはっきりと伝えるためには、言葉の最初にある子音を長めに、丁寧に、
発音することが効果的です。「ひかり」が「いかり」に、「かわ」が「あわ」にならないように、
かり」「わ」と意識的に発音してみましょう。
 鼻濁音にも気を付けてください。「んが」と発音して、やっと鼻濁音に聞こえるはず、
頭ではわかっていても、意外とできていないことが多いポイントです。鼻濁音に限らず、
歌詞が美しく聴こえているか、他のパートの人に聞いてもらって確認するのもよいかも
しれません。
 次に、楽譜に書かれている記号についてです。
 楽譜には、作曲家からのメッセージがたくさん書き込まれています。書かれている
記号の意味はもちろん、その記号はどこからどこまでの範囲に付けられているのか、
強弱や速度の変化、ブレスの位置・・・いろいろな情報があります。指揮者を中心に
クラス全員の目で、作曲者のメッセージをたくさん発見し、表現してみましょう。
 クラスにはいろいろな人がいます。音楽や歌に苦手意識を持つ人もいるでしょう。
逆に自分一人でクラスを背負って立つくらいの意欲と自信の持ち主もいるかもしれ
ませんね。しかし、不思議なもので一人の声が突出してしまっては、「合唱」には
なりません。得意な人もそうでない人もそれぞれが自分の持っている声を提供し、
心を合わせて一つの方向を目指すことで、まとまった豊かな響きになり、そのクラス
ならではの声が出来上がります。
 高3の方々にとっては最後の音楽コンクール、他の学年の方々にとっても、今年の
コンクールは今年限りの期間限定・・・同じメンバーでこの曲を歌うことは2度とあり
ません。クラスのお友達との出会い、曲との出会いに感謝しながら、協力して毎回の
練習を楽しんでください。
 本番まであと2週間、「練習は本番のように、本番は練習のように」です。
 今年はどんな名演に出会えるか、楽しみにしています。

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