高校生直木賞の全国大会に参加しました。
2017年5月13日 (土)
5月7日、図書委員および文芸部の有志の高校生8名で、第4回高校生直木賞に参加致しました。
これは、フランスで行われている「高校生ゴンクール賞」に倣ったもので、全国の高校生たちが集まって議論を戦わせ、直近一年間の直木賞の候補作の中から高校生の視点で1作を選ぶというものです。本校では二年目の参加となります。
事前に行われた予選会では、私たちの学校では原田マハ著の「暗幕のゲルニカ」を推薦しました。文藝春秋本社で行われた全国大会(本選会)では全国から21校が集まり、各学校代表者1名による議論を行いました。
3時間半に及ぶ議論の末、須賀しのぶ著の「また、桜の国で」と恩田陸著の「蜜蜂と遠雷」の2作品に絞られ、最終議論後、多数決によって「また、桜の国で」の受賞が決定致しました。
本というものは、人によって読み方や感じ方は異なるものです。自分以外の意見を聞くことによって新たな本の魅力に気づいたり、また批評を得ることができ、様々な視点があることを肌で感じることができました。さらに、高校生という独自の視点により私たちらしい本を選ぶことができ、大変有意義な一日となりました。