神奈川県藤沢市にある湘南白百合学園中学・高等学校は、キリスト教(カトリック)の精神に基づいて中高一貫の女子教育を行っている学校です

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湘南白百合学園中高インフォメーション

朝礼での先生のお話(4)

2018年5月 2日 (水)

毎週水曜日は、朝礼時に各先生方が今まで体験してきたこと、感じてきたことをお話しする時間が設けてあります。5月2日に話された内容を以下に掲載します。

『皆様、おはようございます。
 五月になり、少し暑い日もありますが過ごしやすい気候ですね。皆様は五月というとどんな言葉を思い浮かべますか。私は五月というと、こんな言葉が心に浮かびます。
 「薫風自南来」です。これは五月お茶席の床の間にときどき掛かっている掛け軸の言葉です。この言葉は禅語で、意味は「佳い薫りの風が南から吹いてくる」です。
 目を閉じてイメージしてみてください。
 太陽の光を浴びた若々しい青葉や美しく咲いた花をそっと揺らしながら、風が吹いてきます。その風が草花の微かな香りも運んできます。皆様はどんな心地になりますか。
 このような風に吹かれると心は清々しくなり、自然と大らかな落ち着いた気持ちになるかもしれませんね。
 私たちは、日常生活で損得にこだわったり、疑心暗鬼になったり、自分の正義に固執しすぎたりすることがあります。そんな時は、「薫風自南来」、この言葉を思い出してみてください。薫風のなかにいるあなたは、もしかしたら肩の力が抜けて自由な心持ちになれるかもしれません。』

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