神奈川県藤沢市にある湘南白百合学園中学・高等学校は、キリスト教(カトリック)の精神に基づいて中高一貫の女子教育を行っている学校です

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湘南白百合学園中高インフォメーション

中学1年生「排除ゼロキャンペーン」の授業

2019年6月13日 (木)

 本校では、6月11日から14日までカリタスジャパンの活動に協力して「排除ゼロキャンペーン」の写真展示を行っています。
 このキャンペーンは、「誰一人として排除されたり、存在を無視されたりしてもよい人はいない」という教皇フランシスコの呼びかけに応えて始まったものですが、悲しいことに私たちが生きるこの世界は、一人ひとりのかけがえのない命とその尊厳が守られていない状況が続いています。この地球に住む私たちが、国境という枠を越えて助けを必要としている人に手を差し伸べられるように、「世界の今」を展示しています。未来を担う生徒たちが、「知る」ことによって他者と手を取り合って共に生きていくことを願っています。
 生徒たちは難民の苛酷な状況や自分とあまり変わらない年齢の子どもたちの様子を見て、「人を許せない自分が恥ずかしくなった」、「毎日に感謝をしなければいけない」、「この現実をもっと広めなければ」など多くの気づきがあったようです。

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 中学1年生は「排除ゼロキャンペーン」と連動して、「世界の今を知っていますか?」というテーマで宗教の授業を行いました。
 最初に「私にとって当たり前の生活は毎日ご飯を食べて、お風呂に入って、学校に行くこと」など自分にとっての「当たり前」を考え、お互いに意見を交換した後、それができない人は世界にどれくらいいるだろうか、例えば「世界で安全な水が飲めない人は何人いるのか?」など具体的に考えていきました。
 さらには、このような世界の状況を見ると感じる「かわいそう」や「何とかしてあげたい」という気持ちはクラスの中など今の私たちにも必要なものなのではないかと身近なところにまで考えを深めました。
 生徒たちは、「3人に1人が安全な水を飲むことができないってことはこのクラスで言うと15人飲めないの?!」、「突然家がなくなったらどこに行けばいいの?」など問題を身近な数字に置き換えたり、想像したりすることで世界に目を向けることができたようです。
 「このクラスの15人が安全な水が飲めないの?もしそうだとしたら、わたしの分を分けてあげるよ。あ、この気持ちで世界の人が分け合ったら世界は少し変わるかな?」と生徒同士で盛り上がる姿がかわいらしく、印象的でした。

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