ようちえんだより

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2021年6月 1日 (火)

園長ブログ~6月のたより

 5月は世界中の教会で「マリア様の月」としてお祈りをささげる月でした。本園でも最終日にマリア祭を行いました。百合の花をささげ、聖歌『マリアさまのこころ』を歌いました。子どもたちが大好きな歌です。5番まであるこの歌の2番で、マリア様の心は「私たちを守る強い樫の木」とあります。

 マリア祭に先立ち、年長の子どもたちにマリア様の話をしました。「無原罪のマリア像」のマリア様は蛇を踏んでいます。小学生から「なぜマリア様は蛇を踏んでいるのですか?」と時々質問をされます。確かに清らかで美しいマリア様とのイメージの違いに不思議を感じるのでしょう。これはキリスト教において蛇が悪の象徴であり、それを踏みつけていることで悪から守られていることを表しています。年長の子どもには難しい内容でしたが、アダムとイヴの蛇にさかのぼってお話しました。マリア様の樫の木のような心の強さはここにあることを伝えると、思いのほか子どもたちはうなずいてくれました。

 この後、子どもたちにはこの話をはじめ日ごろ神様のことで不思議に思っていることの質問を受け付けました。すると「なぜマリア様はマリアという名前なのですか?」「イエス様が甕の水をワインに変えたのはマジックですか?」「イエス様はどうしてやさしいのですか?」などなど、積極的に手が上がりました。子どもたちにわかりやすく話すのは至難なことでしたが、楽しいひと時となりました。

 セシリアでは毎日お祈りをします。「主の祈りと聖母マリアの祈り」「食事の祈り」「帰りの祈り」の3回です。今は言葉の意味が分からなくても、イエス様とマリア様から守られていること、このため安心して毎日を過ごせること、人知を超えた大きな存在があることを感じてほしいのです。

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