神奈川県藤沢市にある湘南白百合学園中学・高等学校は、キリスト教(カトリック)の精神に基づいて中高一貫の女子教育を行っている学校です

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湘南白百合学園中高インフォメーション

2015年6月

アクティブ・ラーニング ~POPをつくる~

2015年6月26日 (金)

 6月15日(月)、16日(火)の両日にわたって、中学一年生国語1の授業では図書室利用学習を
行いました。テーマは「POP作って図書室の本を紹介しましょう」です。
 自分が選んだ本の魅力を最大限に表現するだけではなく、どんなPOPを作ったら本を手に取って
もらえるのか、という他者の目線を想像しながらそれぞれ制作しました。

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 発表会では、クラスメートの作品を鑑賞して、「本を借りたくなるPOP」に投票しました。投票数の
多かったPOPについて、「文字数が絞られていて、分かりやすかった」、「背景のデザインから本の
雰囲気が伝わってきた」などの意見の発表がありました。
 授業後、紹介されていた本を嬉しそうに借りている姿が印象的でした。

御ミサのキーワードは「冒険(アドベンチャー)」

2015年6月25日 (木)

 6月25日(木)、本校の一大行事である創立記念ミサと音楽コンクールが行われました。御ミサに先立って、6月24日(水)に宗教科の主任の先生が次のようなお話を朝礼でなさいました。
 ぜひ、ご一読下さい。

 「冒険」や「アドベンチャー」という言葉を聞いて何を思いますか。「ワクワクする感じ」とか「これから先に対する期待」といったプラスのイメージを想像していらっしゃるのではないでしょうか。アドベンチャー映画や、ディズニーランドにも「アドベンチャーランド」なんでコーナーがあったかと思います。一方、マイナスのイメージを持つ人がいるかもしれません。当然、「冒険」には「危険」がつきものです。計画の失敗はもちろん、ケガや損失の可能性は大いにあります。もし、あなたが今、「さあ、冒険に出てみようじゃないか」と誘われたら、どう答えるでしょう。
 今日、みなさまに申し上げたいことは「冒険心がなければ始まらない!」ということです。学校でも家庭でも、様々なメディアでも、世間にはいろいろな危険が潜んでいること、だから注意すべきこと、が伝えられています。その結果、安全に安全に、できるだけ危険から離れることが第一になってしまっているようです。しかし、心も体も成長期にある皆さんには「アドベンチャー」のプラスの面に注目していただきたいのです。「多少の痛みはあるかもしれない、けれどそれを乗り越えてようやく手に入るもの」は、あなたが一歩、足を踏み出そうと思わなければ得られません。
 130年以上前、オズーフ司教の招きによって来日した3人の修道女たちの心はどんなものだったでしょうか。見たこともない東の果ての国「日本」に向かう「冒険」に恐れおののいていたでしょうか。もちろんそのような面もあったことでしょう。しかし、それ以上に「冒険」の先にある【すばらしい何か】に期待して、海を渡っていらしたのではないでしょうか。その実りの一つが湘南白百合学園です。明日の御ミサと音楽コンクール、「冒険・アドベンチャー」というキーワードを少し思い出していただきたいと思っています。ミサも合唱も「そこにいるだけ」ではその醍醐味は味わえません。勇気を持って一歩踏み出して、積極的に参加してみてください。そうしたらその先には、予想だにしない【何か、良いこと】が待っているかもしれません。

スピーチ、留学生とともに~日本とはこんな国~

2015年6月24日 (水)

 ドイツからの留学生は、そろそろ日本での生活を終える予定です。授業に参加していた中学一年生のクラスでは、留学生が参加する最後の授業で「日本とはこんな国!」というグループ発表をしました。最初に留学生からドイツでの学校生活や日本で発見したことについてのスピーチに聞き入った後、書画カメラを用いながら発表しました。各グループの発表テーマは、「富士山について」「鶴を折ろう!」「日本のアニメはすばらしい!」「日本の様々な言葉」「Princess Kaguya」「和服・和室・四季について」「日本とドイツの共通点」についてです。外国の方に知ってほしい日本の良さを、一生懸命話しかけている姿が印象的でした。
 「またお会いしましょう!」という留学生の言葉に、笑顔で再会を約束しました。

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第2回オープンスクールの案内を掲載しました。

2015年6月18日 (木)

2015年10月31日(土)に行われる
第2回オープンスクールの案内を
掲載しました。詳細はこちらをご覧下さい。

長崎研修旅行事前学習(高1宗教)~被爆から生き残って~

 6月11日の高校1年生の宗教の授業では、9月の長崎研修旅行の事前学習として、Sr.山口春野先生に、被爆体験をお話しいただきました。
Img_1056_3 当時、女学校の3年生だった先生は、8月9日、いつもの動員先とは別のトンネル内の兵器工場に出かけ、中に入った途端に原爆が投下されたため、無傷で一命をとりとめられましたが、爆心地から500mほどのところの自宅に残っていた2人の妹さんを亡くされています。先生のお話は「優しい語り口」で、被爆の惨状から、ご自身が生き残った意味への問いかけにまで及びました。
 生徒たちは、自分とほぼ同年代で被爆された先生のお話に聞き入っていました。

 

感想文から・・・

 ☆私が最も印象に残ったことは、目の前にたくさんの犠牲者がいて、助けを求めるのに、自分には何もできなかったと語る先生の表情が本当に無念そうだったということです。「後で来るから」と言っても、それも嘘になってしまったとおっしゃっていました。目の前に苦しんでいる人がいるのに助けられない悲しさに、自分は耐えられないような気がします。

 ☆大切な命を一瞬にして奪ってしまう原爆の怖さを知る方々から、お話を聞くことができる最後の世代として、私たち一人ひとりが真剣にこの問題に向き合い、後世に伝えていかなければならないと改めて感じました。

 ☆二人の妹さんの葬儀のときに、お母さんが「二人だけだったのは良いほうだよ・・・・・・」と先生に言われたことに感銘を受けました。この辛い状況の中で、生かされた意味を見出し、わずかでも生きる希望へと変えていくことは、ふつうではできないと思います。

 ☆今回のお話を聞いて、2度とこのようなことが起こってはいけないと思ったと同時に、先生の心の強さを感じました。先生のように、苦しいことがあっても乗り越えることができるようになりたいです。

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新しい学力観の実践~中1のパフォーマンス~

 6月8日、中学1年生の国語の授業では、説明文『話し方はどうかな』を学習後、自分の作文をクラスで発表しました。テーマは「どのような人に将来なりたいか」です。
 4月に行った総合学習で自分の未来の姿を想像し、今の自分がするべきことについて考えました。その時に考えたことを踏まえ、今回は「論理的な構成」の文章を書き、「聞き取りやすい話の表情」をつけたスピーチをしました。
 発表では、友達の夢を語る姿にキラキラした瞳で聞き入っていました。また、ドイツからの留学生が参加しているクラスでは、留学生の「ENTERTAINMENTのCEOになりたい。そのために外国の人と友達になりたい、言語や文化を学びたい。」という言葉に、盛大な拍手を送っていました。

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1学期の朝礼聖句を更新しました。

2015年6月17日 (水)

1学期の朝礼聖句を更新しました。
詳細はこちら

オープンスクールの様子を掲載しました。

2015年6月14日 (日)

6月6日(土)に行われたオープンスクールの様子を掲載しました。
詳細はちらをご覧ください。

中学総合学習の様子を掲載しました。

2015年6月13日 (土)

5月29日に行われた中学総合学習の様子を掲載しました。
詳細はこちらをご覧ください。

音楽コンクール近し!心を合わせて

2015年6月10日 (水)

 本校の代表的な学校行事の一つである「音楽コンクール」が6月25日(木)に行われます。

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17日(水)のリハーサルまでは、あと一週間。早朝練習、放課後練習とクラスのコンクール
に賭ける熱意は日に日に高まっています。
 6月10日(水)の朝礼で、音楽科の先生より生徒に向けて、次のようなお話がありました
ので、ご紹介します。

 今日は、音楽科から例年、審査員の先生方から頂くアドバイスやコンクールの練習の
ヒントの中からいくつか、お話ししたいと思います。
 まず、歌詞について
 歌詞を全員が良く読み込み、歌詞の内容やそこらに込められた感情を理解した上で、
歌詞を聴き手に伝えるための工夫が必要です。
 日本語の歌詞をはっきりと伝えるためには、言葉の最初にある子音を長めに、丁寧に、
発音することが効果的です。「ひかり」が「いかり」に、「かわ」が「あわ」にならないように、
かり」「わ」と意識的に発音してみましょう。
 鼻濁音にも気を付けてください。「んが」と発音して、やっと鼻濁音に聞こえるはず、
頭ではわかっていても、意外とできていないことが多いポイントです。鼻濁音に限らず、
歌詞が美しく聴こえているか、他のパートの人に聞いてもらって確認するのもよいかも
しれません。
 次に、楽譜に書かれている記号についてです。
 楽譜には、作曲家からのメッセージがたくさん書き込まれています。書かれている
記号の意味はもちろん、その記号はどこからどこまでの範囲に付けられているのか、
強弱や速度の変化、ブレスの位置・・・いろいろな情報があります。指揮者を中心に
クラス全員の目で、作曲者のメッセージをたくさん発見し、表現してみましょう。
 クラスにはいろいろな人がいます。音楽や歌に苦手意識を持つ人もいるでしょう。
逆に自分一人でクラスを背負って立つくらいの意欲と自信の持ち主もいるかもしれ
ませんね。しかし、不思議なもので一人の声が突出してしまっては、「合唱」には
なりません。得意な人もそうでない人もそれぞれが自分の持っている声を提供し、
心を合わせて一つの方向を目指すことで、まとまった豊かな響きになり、そのクラス
ならではの声が出来上がります。
 高3の方々にとっては最後の音楽コンクール、他の学年の方々にとっても、今年の
コンクールは今年限りの期間限定・・・同じメンバーでこの曲を歌うことは2度とあり
ません。クラスのお友達との出会い、曲との出会いに感謝しながら、協力して毎回の
練習を楽しんでください。
 本番まであと2週間、「練習は本番のように、本番は練習のように」です。
 今年はどんな名演に出会えるか、楽しみにしています。

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