理科科「地学」の授業の様子を掲載しました。
2018年1月22日 (月)
中学一年生の3学期の理科の授業では、地学を勉強しています。阪神大震災や東日本大震災、熊本地震などからも分かるように、私たちの住む日本は地震が多発する国です。
地震はどのようにして起こるのかとその仕組みを学び、次に地震が起こるとどのような危険なことが起こるか、地震が起こったらどのようにすれば良いのかを考えながら、授業を展開しています。
今回の授業では、震源が海だと津波が起こったり、陸地では地盤によっては液状化が起こるということを学習し、模型を使って液状化を再現しました。砂を詰めたビーカーに水を入れ、埋め立て地に見立て、その上に家の模型を置きます。そしてそのビーカーを揺らすと、今まで程よく混ざり合っていた砂と水が分離し始め、重い砂は下に、軽い水は上に上がって、家が浸水してしまうのです。
これが実際に起こったらこの家はもう住めなくなってしまう、この家に住んでいる人は家から出ることができるのだろうかなど、模型を通して「もしも」のことを考えるきっかけになりました。
中学一年生たちは、東日本大震災の時には小学一年生でした。大変な地震があったと幼心に記憶している程度ですが、今日の学びを通して、様々な被災地と地震の記憶を風化させることなく、復興のためにできることを考えてほしいと思います。