平成28年11月24日 3年読書会
2016年12月 9日 (金)
【3年生,図書】
11月24日(木)に読書会が行われました。
この日は、月刊「たくさんのふしぎ」通巻373号「昆虫の体重測定」の作者である吉谷昭憲先生が学校に来てくださいました。
吉谷先生は、イラストレーター、作家、昆虫研究家でもあります。昆虫の体重測定なんて、どうして思い付かれたのでしょう。この本ができた経緯を話してくださいました。
一般家庭にある計量機では、1グラムに満たない重さの物は量ることができません。重さの感覚が体験できるように、先生がみんなに用意してくださったのは、先生手作りの天秤です。
使い方は、先生が実演してくださいました。
「1円玉は、1グラム。1円玉と1円玉を両端にぶら下げると、もちろん釣り合うね。」
「では、1円玉と千円札はどうでしょう。」
硬貨とお札。比べてみた結果にみんなビックリしました。
次は、みんなの番です。一人一人、切手とテントウムシの重さを実際に比べてみます。使用するのは切手です。一般に切手の重さは0.05グラム。
テントウムシと比べてみると・・・ なんと釣り合います。ということは、テントウムシ20匹分と一円玉が同じ重さということがわかります。
この日のために、吉谷先生は、テントウムシを70匹ほど捕獲してきてくださいました。 切手とテントウムシ、天秤で釣り合う様子にみんなビックリ。
昆虫の体重を知ることによって、その生き物の生態がわかってきます。もう少し学習がすすめば気が付くこともたくさんあるでしょう。
まずは、興味をもつこと、身の回りの生活の中でより多くの「なぜ?」「どうして?」が子供たち自身の中から湧いてくることが大切。
先生から頂いた天秤は、一人一人の宝物になりました。
さあ、今日は、何を比べてみようかしら。
吉谷先生、ありがとうございました。