神奈川県藤沢市にある湘南白百合学園小学校は、カトリックの女子私立小学校として75年以上の歴史のある小学校です

湘南白百合学園小学校

2021年3月15日 3年生 片瀬漁港見学・ビーチクリーン

2021年3月23日 (火)

【3年生,総合】

 3年生は、総合の学習で片瀬漁港を見学した後、片瀬東浜のビーチクリーンの活動をしました。

 片瀬漁港に着いたとたん、児童の一人が「のりのかおりがする。」と言いました。いそのかおりが、身近な「のり」のにおいに結びついたのです。以前、海の活動で五感を使ったことで、最近の児童は、嗅覚や視覚、聴覚を使ってまわりの自然をよく感じているように思います。

 

 漁港では、ちょうど漁船が2艘、クレーンを使って定置網を積み込んでいました。社会の授業でちょうど「定置網漁業」のことを知っていたため、児童たちは本物の漁船を見られて大喜びでした。

 網を積み込んだ漁船が再び海に出る時に、児童全員で手をふると、漁師の方々も手を振り返してくれました。

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 次に、定置網のメンテナンスをしているところを見学させていただきました。定置網にフジツボがついていることを発見したり、網が想像以上に大きいことを実感したりしていました。

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 泊地も見学しました。ここでも、1艘の漁船が、船底の清掃をしており、児童は興味津々で漁師の方々の作業を見ていました。

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 堤防にたくさん積まれている石は、波の勢いを消すためのものです。

 間近に見た石の大きさと、思っていたよりもすぐそばが海であることに気づきました。「先生、落ちてしまいそうです。」と怯え半分、興奮半分で堤防を歩きました。それでも、しばらくすると興味津々で身を乗り出し、海をのぞき込んでいるところが、好奇心旺盛の3年生らしいと思います。

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 この日は雲一つない快晴で、富士山も綺麗に見えました。

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 片瀬漁港の見学を終え、片瀬東浜でビーチクリーンをしました。

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 タバコやペットボトル、飴の包み紙など、さまざまなゴミが砂浜に落ちていました。友達と何個拾えたか競うなど、それぞれ楽しみながら活動に参加しました。

 漁港を見学した後にビーチクリーンをしたため、「このゴミを魚やクジラが誤って飲み込んだらいけない。」と言いながら、一生懸命ゴミ拾いをしている姿が見られました。

 ビーチクリーンをした後は、砂浜で遊びました。波と追いかけっこをしたり、砂を掘って落とし穴を作ったりして、砂浜の時間を伸び伸びと楽しみました。

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 波打ち際で遊んでいると、大きな枝のようなものが流れてきました。これは、どこからきたのか、何の木なのか、近づいてよく眺めていました。

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 砂まみれの靴と足をはたいて学校に戻りました。いつもよりたくさん歩いてお腹もぺこぺこです。心なしか、お弁当を食べるスピードが速いような気がしました。

 片瀬漁港を見学して、海がもたらす海産物の恵みや、働く人々の様子、漁船などを学びました。

 海への親近感を高めた一日になりました。

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