2019年10月2日~4日 足柄体験学習
2019年10月21日 (月)
4年生は10月2日(水)から3日間で足柄体験教室に行ってきました。
足柄体験教室では、プロジェクトアドベンチャーの手法を使った体験学習を行い、3日間「よりよいグループを作ること」をテーマに様々な活動をしました。
1日目
グラウンドでファシリテーターの方々と初対面です。初めは緊張気味で、ぎこちない動きの子供たちでしたが、ファシリテーターの方が奏でるギターに合わせてみんなで歌を歌ったり、好きな色や誕生月ごとにグループを作ったりしているうちに、心も体も徐々にほぐれていきました。午後はクラスやグループ毎に小さな課題に挑戦。呼んでもらいたいニックネームを自分で決めて、その名前をお互いに呼び合いながら活動し、安心してチャレンジできるチームの関係を築いていきました。
夜の活動では、今日の活動を振り返り、これからの活動で自分が大切にしていきたいことを書き込んだグループの旗を作り、明日に向けて準備を整えました。
2日目
木々に囲まれたPAA21で「丸太」「シーソー」「ターザンロープ」などのアスレチックを利用して、ダイナミックな課題に挑戦しました。
約70cm四方の狭い板の上にグループ全員が乗って、そのまま10秒間数える課題や、丸太の上にランダムに一列に並び、落ちないように誕生日月順に入れ替わる課題、大きなシーソ―の均衡を保つように全員が乗ってバランスをとる課題など、グループごとに様々な課題にチャレンジしますが、なかなかうまくいきません。何度も失敗し、その度に話し合い、時には意見がぶつかり涙を流してけんかし合いながらも、最後まであきらめずに挑戦していました。そして、成功した時には「やったー!」と歓声をあげ、友達と抱き合って喜ぶ姿が印象的でした。
3日目
午前中は2日間の活動を振り返りをしました。「うれしかったこと」「気づいたこと」「クラスのために私ができるチャレンジ」など、まずは個人で振り返りシートに記入し、次にクラスごとに一人一人発表しました。
午後は、午前中の振り返りをふまえ、1つのフラフープをみんなでくぐってタイムを計る課題にグループでチャレンジ。そして最後はその課題にクラス全員でチャレンジし、3日間の活動を締めくくりました。
振り返りシートより
クラスの仲間同士の関係がもっと良くなるために私ができるチャレンジは…
・意見をしっかり言って、相手の意見も聞く。それでうまくいかなかったら、もう一度話し合う。
・人の気持ちをもっとよく感じることが必要。
・「やだ。」「えー。」など、とげがささるような言葉は言わない。
・前向きになれる言葉を言う。
・けんかが必要。けんかがないと学びがない。問題をみんなで解決することで、仲直りができたから。
・「できるぞ、自分!」と、自分に言い聞かせる。
・苦手な相手でも、いいところがあるから、それを一緒に生活していく中で見つけて、そのいいところをほめてあげる。
足柄体験教室で、たくさんの困難をみんなで乗り越えながら「自分で考え、話し合い、協力して行動する」ことの大切さを学び、一回り成長することができたようです。