あの日を忘れない・・・防災集会
3月11日(火)、1時間目を使って、体育館で防災集会を行いました。映画監督である、井手広法さんをお招きして、東日本大震災の被災地で撮影された岩手・宮城・福島の子どもたちの短編映画を上映しました。
上映された作品は、「今、つたえたいこと」(2011年東京国際映画祭 特別上映作品、監督/井手広法)で、今回の集会のために20分に再編集されました。この作品は、2011年より撮影を続けている岩手・宮城・福島の子ども達のメッセージによって構成されています。被災地の子ども達は震災からどのような思いで日々を過ごしているのか、あの震災とそれによって起こった現実をどのように見ているのか、更にはどんな未来を見ているのかということを子ども達自身で構成を考え、撮影し、まとめた作品です。(昨年は気仙沼市の仮設住宅の集会所でも上映されました)
はじめに、映画監督の井手広法さんから、被災地の子ども達の様子や、撮影に当たって感じられたことのお話がありました。
お話のあと、実際に映画を鑑賞。自分たちと同じくらいの年の子ども達の映像に真剣な表情。
あの日のことをどのくらい覚えていますか?森村学園は、被害はなかったものの、横浜市北部は停電になりました。沢山の森村っ子達が学校に泊まり、ランタンの灯で過ごすことに。文句一つ、泣き言一つ言わなかった君たちでしたが、同じ時間に、東北にはもっと大変な思いをした子ども達がいたのです。人が大きな自然の前では実はとても無力な存在なのだということを、本当はもっと大人になってから知ってもよいのに、あの日、被災地の子ども達は厳しい現実と闘わなくてはならなくなってしまったのです。
身動きせず、じっと映画に見入る子ども達。この集会を通じて、柔らかい感性で様々なことを感じ、被災地のこと、自分のこと、家族のことを深く考えられるようになってください。
集会の後、6年生の希望するクラスは、東北の子ども達へのメッセージを撮影しました。6年生は、5年生の時にNHKの「花は咲くプロジェクト」に歌の映像を送り、参加した学年です。(NHK花は咲くプロジェクトサイト:2013年6月13日配信分の動画に掲載)寄せたメッセージと同じように、被災地のために、今自分ができることは何か、意識を高くもって今後実行できることを願っています。