春休みの様子その2「お爺様の言葉」とともに
4月になり、春特有の移りげな天気が続いています。今日は昨日の雨がすっきり上がって、気持ちの良い青空でした。学園の中は、正門を入ると近くの道路の喧騒が遠のき、世の中で大変なことが起きているとは思えないほど、うららかな春の世界が広がっています。下の写真は校長撮影の、正門付近のお爺様の写真です。桜が満開ですね。
学園は4月25日に110周年を迎えます。お爺様の遺した言葉に、「花を咲かせると言うが、花は終局の目的ではない。果実熟して初めて最後の目的が得らるるのだ。花には狂い咲きもあろうが、果実は決して酔狂や誤魔化しては得られぬ。真面目な堅実な労作以外に果実を得る手段はない。」(『独立自営』森村市左衛門 明治経営者名著集 ダイヤモンド社)というのがあります。花のありようをつぶさに見つめ、人としていかに生きるべきかを問いているところに、お花が大好きだったお爺様らしさを感じます。休校になり、森村っ子の皆さんは学校から案内があったAIによる学習システムを使ったり、自主的に教材を選んで家庭での学習を続けていることでしょう。花や木々、流れる雲・・・額縁のような窓から見える自然には限界があるかもしれませんが、時には気分転換も兼ねて見てみてください。生きた自然の教材が、沢山の好奇心の刺激をもたらしてくれるかもしれません。
お爺様の前に植えられているサトザクラの花の蕾が膨らんでいました。ピンクの花が咲くのも、もうすぐかもしれません。ホームページをご覧になっていらっしゃるみなさま、在校生の皆さん、そして新入生のみなさん、どうか健康に気をつけて過ごしてください。