1・2年生 言語技術
今日は低学年の言語技術の授業がありました。
1年生の言語技術では、「お話作り」を行いました。
イラストから分かる情報を取り出し、話の内容を豊かにするため5W1H(いつ、どこで、だれが、何を、なぜ、どのように)や登場人物の考えを加えます。文章を書く際は、一文の終わりの言葉(~ました。)を揃えることや、省略されやすい主語を忘れずに書くなど、注意点を確認しました。
低学年の言語技術はクラスを2分割して、少人数で授業を行っています。


2年生の言語技術では、「視点」についての授業を行いました。
同じものでも、見る人が変わると、考えていることも変わります。人それぞれ見えているもの、考えていることはちがい、表現も変わります。

4枚の異なるイラストを箱に貼って、4人が4方向から見ました。当然1人1人見えているものは違います。自分が見ているものを伝えるとき、文章は「ぼくは~、わたしは~」から始まる、一人称(視点)となっています。

箱を展開すると、上から全てのイラストを見ることができました。登場人物の視点で伝えるとき、文章は三人称(視点)となることを2年生たちに話しました。発達段階から理解することは難しい内容でも、言語技術では理解できないから触れないのではなく、思考を広げるきっかけになるようにと伝えています。


6年生家庭科「味覚の授業」
ゲストティーチャーをお迎えして、味覚の授業が行われました。
この日、来校してくださったのは日本料理の中でも江戸料理を極める鈴木麻里先生。
「今日は、自分の舌を信じて、自分の舌と話してほしい。」と子ども達に語りかけながら授業が始まりました。

プロの舌が選んだ上等な塩・米酢・グラニュー糖・チョコレート・蜂蜜を味わいながら、先ずは五味「塩味・酸味・苦味・甘味・うま味」について学びました。
そして、いよいよお出汁についての学習。


世界で一番硬い食品と言われる鰹節の作り方を説明してくださり、その場で鰹節をついて、削りたてと授業前の削り節でかおりや色の違いを確かめました。
「かおりは揮発性なので、お客様がいらしてから出汁をひくのです。」と話されながら、子どもたちの前で実演してくださいました。
子どもたちは、ひきたての昆布と鰹節のお出汁をいただき、うま味を実感。
大事そうに少しずつ口に含む子ども達でした。

最後は、鼻をつまんでイチゴのお菓子を食べ、味覚と嗅覚が密接に関係していることに驚きました。

自分の舌とおしゃべりした2時間はあっという間に過ぎ、とても贅沢な時間を過ごした子ども達。
大変貴重な経験と学びができました。
1年生総合 どんぐりを使って
学園内には,たくさんのどんぐりが落ちています.
先月から,折を見て,どんぐり拾いに出かけていた1年生.
「このどんぐりを使って何かできないかなぁ?」という問いから,「楽器を作ってみたい!」という声が上がり,オリジナルどんぐり楽器を作ってみることにしました.

算数の「かたち」の単元で各家庭から持ってきて勉強に使用した箱も利用しながら,どんぐりを「音のなる部分」やまわりの装飾などに使いながら,それぞれ個性豊かな作品を作っていました.

製作に集中していると,あっという間に時間がすぎていったので,もう少し,仕上げの時間を取りたいと思います.

6年 社会「奈良時代」
奈良時代といえば東大寺の大仏を思い浮かべる方が多いと思います。
聖武天皇によって出された「大仏建立の詔(みことのり)」
民から信頼の厚かった僧・行基の呼びかけにより多くの民が集まり
約9年もの歳月をかけ完成されました。
大仏建立の大変さ、すべてを体験することは難しいですが、大きさだけでも体験するため、屋上に大仏の絵を描いてみました。
使用したのはいろいろな教室で使いづらくなったチョーク。
40人が協力して約30分で描き上げました。
なんとも個性的な大仏です。

5年生~国語 よりよい学校生活のために~
学校生活の中の問題点や課題を解決するために,どのような解決策があるかを考えました。
本単元では,昨年すでに学習をした6年生にアドバイスをもらいながら進めました。
議題に上がった問題点や課題は,現状はどうなっているのか。どのような解決策が考えられるか,対象は誰なのか。なぜその解決策が有効と考えるのかなど,計画的に進行できました。
また,それぞれの意見を整理整頓するために,ロイロノートのシンキングツールや,Google Jamboardを使うグループもありました。
問題点・課題は,「整理整頓」,「授業に間に合わない」,「机の上の消しゴムのかす」,「給食の残し」などが挙がっていました。
◇話し合いで出た内容を,吹き出し風にしてまとめています。
◇ロッカーの整理整頓について,動画を作成して解決しようと考えました。
この学習を機に,学校のサブリーダーとしての行動ができるようになってくれるとよいです。
10月21日(木)オンライン授業4日目
今日はオンラオイン授業の最終日でした。
1時間目に授業を見て回ったため、国語の時間が多くなってしまいましたが、今朝も元気な子どもたちの様子がうかがえました。
4年生は総合の授業ということで、ひとクラス1時間ずつゲストティーチャーを招いての特別授業でした。林野庁関東森林管理局、静岡森林管理署の方々の特別授業で、富士山麓からのZOOM中継が行われ、途中ドローンを飛ばして実際の映像を見せていただくなど、森林についての理解を深めました。5年生の道徳の授業では、赤池侑馬さん(KEIP 創業/株式会社ソーシャルグッドカンパニー創業、障がい者就業の福祉に携わるお仕事をしていらっしゃる方です。)をお招きしての特別授業が行われました。ご自身の経験を子どもたちに語りかけるようにお話ししてくださいました。高学年になると成長に伴って自分中心だった視野が次第に広がっていき、相手の立場に立って物事を見つめたり、そして自分自身との世界のつながりをより意識するようになります。そうした発達段階にいる子どもたちにとって、様々な方との出会いは心の琴線の感度を高め、視座を多くもつきっかけになるのではないかと感じました。
6年生は入試のお休みが終わって学校が始まってからプレゼンテーションをするために、大詰めの活動をしていました。グループごとに話し合いをブレイクアウトルームで行なっていますが、「PDF」「KEYNOTE」「ロイロ」・・・難しい専門用語が飛び交っていました。子どもたちが普段から学習で使っているアプリの名前だったり、ファイルの名前だったりするわけですが、デジタルネイティブって本当に適応力が素晴らしいなあ!と思いました。
午後は5、6年生はお楽しみの時間ということで各クラスイベントが行われました。企画委員がイベントの内容を考えたクラスや、お家の方におやつを用意していただいてお楽しみ会をしたクラス、zoomで色鬼や名前当てクイズをしたクラス、、、それぞれで充実した時間を持ちました。また入学試験休みが終わったら学校で会うのが楽しみですね。
4日間のオンライン授業、コロナ対策の中で滞りなく入試を行うために今年度は特別に行われました。在校生保護者の皆様には、ご理解ご協力をくださいまして本当にありがとうございました。土曜日、日曜日には来年の1年生のための入学試験が行われます。在校生の皆さん、来年の4月に森村っ子の新しい仲間たちをお迎えできる日を楽しみにしていてください。
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10月20日(水)オンライン授業3日目
今日はオンライン授業3日目でした。校舎内には子どもたちの姿はありませんが、それぞれの教室からは授業をする教員の声やそれに応える子どもたちの元気な声がPCから聞こえてきます。
1時間目と2時間目にかけて幾つかのクラスを見学しました。5、6年生は合同(今日はクラス縦割り)で国語の授業を行なっており、あるクラスはブレイクアウトルームでそれぞれの発表の打ち合わせと練習をした後、各グループの発表をしていました。
18クラス様々な授業の展開があり、やり方も教科の種類や学習内容によって工夫をしている様子がうかがえました。大きな電子黒板に画面を映して授業をするクラスや、担任によってはイヤホンをして子どもたちの声がよく聞こえるようにしていたり、もう一台のiPadにタイマーを映していたりしていました。どの教員も、子どもたちが集中して、そして楽しく授業に参加できるように心砕いています。
明日はオンライン授業が最後です。どんな授業が行われるのかな?
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10月19日(火)オンライン授業2日目
今日も全学年オンライン授業でした。1時間目の1年生は総合の授業でした。「遊び」をテーマに、考えた遊びをそれぞれ選んでグループに分かれて体験しました。
また、オンライン授業は担任の他に専科の教員が担当する教科も行われています。(行われていない教科もあります)午前中の2年生の図工、3年生の英語、4年生の体育、5年生の理科の授業を見学しました。図工の授業は画面の向こうの子どもたちと個別にもやりとりしながら作品を仕上げていっていました。色合いや描き方も個々にアドバイスがあり、子どもたちが画面越しに熱心に作品作りに集中している様子がうかがえました。続いての体育は、床になんと段ボールを敷いて先生が見本の運動をしていました!様々な教科で、オンラインでも子どもたちに上手に伝えることができるようにと、配信用のパソコンの高さを工夫したり、iPadも併用して使ったりとそれぞれに工夫しています。理科も先週からの授業の続きがスムーズに行えており、子どもたちも活発に発言していました。
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午後は5、6年生合同の算数の授業でした。ゲストティーチャーをお招きしての特別授業です。ゲストの肖像権により、写真や動画でお伝えすることができませんが、「思考すること」が楽しい、とどの子も感じられるような、ユーモアたっぷりの、そして学びの本質をしっかりおさえた特別授業でした。
10月18日(月)オンライン授業1日目
今日から木曜日までオンライン学習期間です。今週末、初等部は次年度の新1年生入学試験を控えており、コロナ禍の中で安全に入学試験を行うために今年は特別にオンライン学習期間としました。在校生保護者の皆様のご理解、ご協力あってのこの期間だと思います。本当にありがとうございます。
今日の1時間目、各学年の教室を覗いてみました。どのクラスもパソコンの画面の向こうに、元気一杯の子どもたちの顔が見えました。5、6年生の1時間目は合同の国語の授業でした。5年生は,国語の「よりよい学校生活のために」という単元を6年生と共に学んでいます。4人組のチームを作り,ブレイクアウトルームで話し合いながら進めていきます。「学校生活の中で困っていることや気になっていること」などの「課題」についてシェアし,それらを解決していくために必要なことを話し合い,最後には発表する予定だそうです。コロナ禍なので対面では他学年との交流がなかなかできない中、オンラインならではの活動、充実した時間になりそうですね。
他の学年でも活発に教員とのやりとりが行われていました。ブレイクアウトルームで話し合いをしていたクラスもありました。ファイルの共有やチャット、ブレイクアウトルーム等々・・・。子どもたちのオンライン授業のスキルに驚きました。
午後、5年生は国語の任意参加型の演習の時間、6年生は食育の授業でした。管理栄養士の先生や家庭科、体育科の教員が一緒にオンライン授業を行いました。あと6ヶ月後には中学生となっている6年生。「自分を大切にするため」にも正しい「食」について学ぶことは大切です。滅多に授業をされない管理栄養士の先生からの特別授業はとても重みのある時間となったことでしょう。
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(各学年の様子を撮影した短い動画をただつなげたのみです。ありのままをご覧いただけるのではないかと思います。)
2年生【あなたはだれかの光~聖火リレーのお話を聞く会】
先週、10月8日(金)5時間目の道徳の時間に、東京2020パラリンピック大会で聖火ランナーを務めた担任助手の先生に、子どもたちの質問を受ける形でお話を伺いました。当日は、藤組の教室でお話をしていただき、他の2クラスはzoomで中継しました。



先生がマラソンを始めたのは森村でお仕事を始めてから。伴走者をはじめたのは、100㎞マラソンで優勝したことがきっかけだそうです。こどもたちに「自分でも誰かのためになれることがきっとあること。」「誰かの役に立つことは、相手だけでなく自分にとっても嬉しいことであること。」を伝えたいという思いで今回、東京2020パラリンピック大会の聖火ランナーに応募したとのことでした。
そして、本物のトーチも持たせていただきました。このトーチは東日本大震災の仮設住宅のアルミサッシ等を再利用しているそうですね。トーチにきざまれている点字についても教えていただきました。トーチにきざまれているのは「勇気」「強い意志」「インスピレーション」「公平」の4つの言葉です。中でも「公平」は「多様性につながり、それは工夫すれば誰もが同じスタートラインに立てる」という意味が含まれているそうです。
学年が小さい子どもたちなので、「将来は人の役に立つことをしたい。」など、はっきりとした夢を描くきっかけにはまだまだつながらないかもしれませんが、お話の中で子どもたちが感じたことや憧れの気持ちは、きっとそれぞれの心の中に、小さな小さな種火を灯したことでしょう。いつか自分自身や周りの人を明るく照らす確かな光となって表れる日がやってくるのを願っています。
