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2018年1月19日 (金)

4年生【総合学習】中山さんをお迎えして

1月16日(火)、長津田にある中山精肉店の店主、中山さんをお招きし、お肉を通して「食育」についてのお話を伺いました。残念ながら一クラスが学級閉鎖のために、二クラスで授業を受けることになりました。森村学園では「食育」や「命の授業」を大切にしています。

Img_0114視聴覚室に入ると、中山さんが優しい笑顔で迎えてくださいました。その前には大きな肉の塊がドカーンと置いてあります。豚の頭と足、内臓類を取り、真っ二つにした正に半分の豚さんでした。生きているときはおよそ100㎏、頭や血を取り80㎏、その半分の40㎏の肉の塊です。もの優しい口調で話し始める中山さん。豚や牛が交配によって美味しさや価値が違うというお話や「三元豚」について、人間より早く大きく成長することや、ほとんどがメスであること、生まれた豚は自分たちが飲むおっぱいの場所が決まっているということなど、初めて知ることも多々ありました。

次に、目の前のお肉になるまでの工程もお話ししてくださいました。生きたまま家畜場へ運ばれ、精肉の作業へ移るのですが、中山さんが話をして下さっているときの、子どもたちの何とも言えない悲しげな表情が印象的でした。

次に、豚の解体作業を行いました。中山さんは特殊な包丁を片手に、慣れた手つきで大きな豚の半体をさばいていきました。みるみるうちにスーパーで売っている形になっていく豚。何人かの子どもたちもお手伝いをし、あっという間に「ヒレ」「ロース」「モモ」「肩肉」等にさばかれました。

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Img_0126子どもたちの目の前で、『豚』はあっという間に「肉」へと変わりました。形は変わっても、『命」をいただくことの大切さは変わりません。私たちは命をいただいて生きていること、日々食せることへの感謝の気持ちを心の中に育んでいかれたら、と思います。

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