学園創立記念日
4月25日(土)、110回目の創立記念日を迎えました。校長より、在校生の皆様へ創立記念日に寄せてのメッセージです。
初等部の皆さん変わりなく元気にお過ごしでしょうか。
本日4月25日、森村学園の創立記念日を迎えました。110回目の学園のお誕生日をお祝い申し上げます。
1910年、明治43年の4月25日にまず誕生したのは、幼稚園です。その後、9月28日に美しい花で彩られた森村家の一角に小学校が開校しました。開校当初は、全校児童合わせて十数人で、児童より先生の方が多かったそうです。
森村学園を作られた市左衛門翁は、当時の子どもたちに
「正直・親切・勤勉の三つを守れば世の中にできないことはないのですよ。強い良い人になってくださいよ。」
とよくお話になられました。
さて、皆さん「強い良い人」とはどのような人だと思いますか。「強い」というのは、何が「強い」のでしょうか。一つは「体が強い」つまり健康であるということがありますね。もう一つ強くなってほしいのは何でしょう。そう、「心」ですね。では、「心が強い人」とは、どんな人でしょうか。是非、お家の方と話し合ってみてください。
新型コロナウィルスのため、学校は休校しています。皆さんも色々なことを我慢していることでしょう。これからも感染を拡大させないためには、自分だけよければよいという考えはけっして持ってはいけないと思います。他の人のことを考えていく本当の意味での「親切な心」と我慢していく「強い心」を持つことが大切です。そうすれば、きっと乗り越えていけます。
市左衛門翁は、若いころに大変な苦労をしましたが、どんなに苦しくても「人の道にそむかず、ただ『正直』にそして精いっぱい、力の限り『勤勉』に働いた」のです。
創立記念日にあたり、このような時だからこそ「正直・親切・勤勉」な過ごし方・生き方をしていくには自分がどのようなことを心がけていけばよいか考えてみてください。