6年生家庭科「味覚の授業」
ゲストティーチャーをお迎えして、味覚の授業が行われました。
この日、来校してくださったのは日本料理の中でも江戸料理を極める鈴木麻里先生。
「今日は、自分の舌を信じて、自分の舌と話してほしい。」と子ども達に語りかけながら授業が始まりました。
プロの舌が選んだ上等な塩・米酢・グラニュー糖・チョコレート・蜂蜜を味わいながら、先ずは五味「塩味・酸味・苦味・甘味・うま味」について学びました。
そして、いよいよお出汁についての学習。
世界で一番硬い食品と言われる鰹節の作り方を説明してくださり、その場で鰹節をついて、削りたてと授業前の削り節でかおりや色の違いを確かめました。
「かおりは揮発性なので、お客様がいらしてから出汁をひくのです。」と話されながら、子どもたちの前で実演してくださいました。
子どもたちは、ひきたての昆布と鰹節のお出汁をいただき、うま味を実感。
大事そうに少しずつ口に含む子ども達でした。
最後は、鼻をつまんでイチゴのお菓子を食べ、味覚と嗅覚が密接に関係していることに驚きました。
自分の舌とおしゃべりした2時間はあっという間に過ぎ、とても贅沢な時間を過ごした子ども達。
大変貴重な経験と学びができました。