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2023年4月25日 (火)

創立記念日

4月25日は森村学園の創立記念日です。学園創立は1910年なので、113回目のお誕生日にあたります。

それに先立ち、4月21日金曜日には初等部は体育館でお話朝礼が行われました。校長先生から、創立者である森村市左衛門翁のこと、学園がつくられた時のこと、そして校訓「正直・親切・勤勉」についてもお話がありました。その後、全校児童、教職員で校歌を歌いました。

Img_0398_1113年という時の長さは、人の一生より長く、いくつもの時代をまたいでいます。お髭の御爺様(初等部の教職員、子どもたちは森村市左衛門翁のことを親しみを込めてそう呼んでいます)の生き方や言葉は古の香りのするものですが、今の時代を生きる私たちにも道しるべを示してくださるような意味の深さがあります。それはいつの時代にも変わらない「人としてどうあるべきか」を第一義としているからのでしょう。

金曜日には恒例の「正直・親切・勤勉」の焼印の入ったお饅頭が配られました。榮太樓とは1818年に創業した東京日本橋の和菓子の製造販売会社です。安政の大地震で家も焼け、家財も失った森村市左衛門は昼も夜も働き続けたのですが、その時の仲間に初代「榮太樓」の細田安兵衛という人がいました。市左衛門は昼間もずっと働き、夜になると荷車に財布や煙草入れを積んで売り歩き、安兵衛さんは炭のコンロで金つばという和菓子を焼いて売っていました。そして、商いが終わると安兵衛さんが市左衛門に「市さん、そろそろ帰ろうか」と声を掛けて金つばを食べながら二人で帰ったそうです。この時、市左衛門はまだ、15歳、16歳、榮太樓と森村のつながりはそこから始まり、今に続いています。

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Img_0400金曜日に持ち帰ったお饅頭を「どの言葉のお饅頭から食べようかな?僕は勤勉がいいなあ!」どこの家庭でもきっとそんな会話をご家族の中で交わされたのではないでしょうか。おいしいお饅頭を笑顔でいただいている風景が目に浮かびました。

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