中高等部管弦楽部演奏会
3月11日の5時間目に中高等部管弦楽部の演奏会が初等部体育館にて行われました。
この演奏会の最後には今もなお続く復興への祈りを込めて,
初等部児童が「花は咲く」を歌いました。
振り返れば今から4年前の2011年3月11日。
この日,誰もが東日本大震災が起こるとは夢にも思っていませんでした。
揺れる初等部の校舎。
泣きたいのを必死にこらえる子ども達の姿。
寸断された通信・交通網。
あれ程不安になった日はありませんでした。
そして子ども達の多くは初等部で保護者のお迎えを待ち,長く続く夜を越え,暁の空を迎えました。
「世界はみんなの心で決まる。」
「世界はみんなの心で変わる。」
これはその3月11日の音読発表朝礼で五年生が発表した
谷川俊太郎さんの「こころの色」という詩の一節です。
この言葉通り,いつも見慣れている太陽の光がこんなにも温かく感じられた朝はありませんでした。
あの日から四年が経ちました。
この日が来る度に私たちはその暁の空を思い出します。
当たり前にあるものが当たり前にある幸せを振り返ることができる大切な日です。