5年生スキー学校が行われました
1月15日(日)から19日(木)まで、戸隠高原にて森村学園初等部5年生のスキー学校が行われました。
この期間中の戸隠高原は現地の人も驚く程の大雪でした。新幹線から風景を見ていると群馬県に入った辺りから真っ白な雪景色が広がっていました。長野駅からはチェーンをしっかり装備したバスに揺られ、およそ一時間半ほどで戸隠高原に到着しました。
歩くたびにキュッキュとなる粉雪に雪質の良さを感じました。今回初めてスキーを行う子はブーツの履き方、板の付け方からレッスンを始めました。レッスンをしている間にも雪は降り続きます。
雪は2日目、3日目と止むことはありません。
初めてスキーを滑った子たちは新雪の感触が気持ちよかったようでした。
3日目は雪が降り続くものの、多くの子がスキーにも慣れ、いくつかのグループが瑪瑙山(めのうさん)山頂に行くことが出来ました。ふと宿泊しているホテルの屋根に目をやると、1メートル近いつららや、強い風に曲がって凍っているつららが見られ、雪国の自然を感じる景色がありました。しかし子ども達はそんな寒さにも負けず、スキーに集中し、少しでも上達しよう、スキーを楽しもうという意欲に満ちあふれていました。この気持ちは集団生活でもあらわれていたようで、規律正しい引き締まった生活を送ることが出来ました。
4日目にやっと晴れ、朝は戸隠の山々が朝焼けに美しく照らされ、自然の雄大さを感じました。このレッスン最終日に最高のコンディションを持ってくるところがこの学年の行いの良さが出たのではないでしょうか。この天候のおかげもあってか子ども達はみるみる間に上達していきます。
特に初心者班はストックなしでも滑られる程になりましたし、瑪瑙山山頂にも多くのグループが行き、最高の景色を楽しむことも出来ました。
この日の午前は初級者〜中級者のタイムレースが行われました。これまで頑張って練習してきた成果を出そうと緊張する子が多かったのですが、最後まで精一杯滑りきることが出来ました。見ている子たちも「ガンバレ—!」と大きな声援を送っていました。
また、午後は中級者〜上級者のタイムレースでした。ここでも午前と同じように自分のベストを尽くす子ども達の姿がありました。最上級者になると流石の実力です。
戸隠高原ホテルの方々、戸隠高原スキースクールのコーチの方々には大変お世話になりました。そのお陰で楽しく、元気にスキー学校を終えることが出来ました。
子ども達は友人と寝食を共にする中で友人の普段は見られない一面や自分自身の新たな一面を発見することがあります。その新たな発見の中で人と分かり合うこと、分かり合おうとすることの大切さやその貴さ、楽しさを感じることが出来たらいいなと私たちは願っています。