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2020年3月20日 (金)

2019年度第108回卒業式

3月19日(木)、初等部体育館にて第108回卒業式が行われました。新型コロナウィルス感染防止対策のため、様々な制約が求められる状況の中ではありましたが、今、初等部として卒業生のために出来得る最大限のことを、工夫を重ねて、無事当日を迎えました。

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当日は良い天気。抜けるような青空でした。

開式前には例年は厳かな音楽を流しますが、今年は卒業生の1年生から6年生までの音楽会での演奏の記録がBGMとして流されました。参列された保護者の皆さまには、あどけなかった1年生の頃の歌声から、大人びた美しいハーモニーまで、この6年間の大きな成長を感じていただけたのではないでしょうか。

P1320669この日は在校生の参列は叶いませんでしたが、事前に在校生が心を込めて作成していたステンドグラスのお祝いの作品が、体育館のギャラリーに飾られ、会場全体に明るい彩りを添えました。

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卒業記念品とアルバムです。きっと卒業式が終わったら、お家でアルバムをご家族で見ながら、6年間を振り返って懐かしいお話をするのかな・・・。

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それぞれの出身幼稚園から、心温まるご祝電をいただきました。

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残念ながら卒業式後の「卒業を祝う会」が中止となってしまったため、PTA謝恩会幹事のお母様方が、行う予定でいた装飾を、卒業式会場にしてくださいました。この制服とも今日でお別れですね。男子は制服が少し窮屈そうな人が多くなりました。この1年間でぐんと大きくなったんですね。

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<卒業生・入場>

卒業生が入場し、式が始まりました。

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<卒業証書授与>

P1320690ほとんど練習をしていなかったのですが、皆、厳かな雰囲気の中で緊張しながらも、堂々とした態度で証書を受け取ることが出来ていました。非常の時にこそ行動力を求められるものです。今年の6年生の様子に、清々しいものを感じました。担任の先生から名前を呼ばれ、一人ずつ授与台の前へ進みます。どの子もしっかりした足取り。一人一人の様々な成長の場面が走馬灯のように思い出されます。担任は今までの学校生活の中で数えられないくらい子どもの名前を呼んできました。けれども名前を呼ぶのは今日で本当に最後。惜しむように名前を呼ぶ担任の声が、心なしか涙声に聞こえます・・・。この声を記憶のどこかにしまっておいてくれたら嬉しいな・・・。

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<校長式辞>

6年生へのお祝いのメッセージと、保護者の方へのお礼の言葉を述べました。そして、4月の始業式の日、1年間の目標として「挨拶をたくさんしよう」と全校生徒に呼びかけたことを振り返りました。「1番それに応えてくれたのは6年生だったね、学校生活の様々な場面で下級生を本当によく導いてくれました。これからも正直、親切、勤勉の3つの言葉を忘れずに、健康に気をつけて夢を持って歩んでいってください。」と結びました。

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<卒業生代表の挨拶>

今までの学校生活を振り返り、自分たちがこの6年間で学んだことや感じたことを、気持ちのこもった、そして力強い言葉で語りました。

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卒業生代表の言葉の後、音楽科の教員の弾く「卒業式行進曲」のピアノ演奏に見送られ、卒業生は会場を後にしました。本当は在校生、教職員全員で歌う予定でしたが、ピアノ演奏のみとなってしまいました。いつか機会があったら先生たちでこの歌を歌ってあげたいです。卒業生の皆さんから先生たちへの未来の宿題とさせてください。

<卒業制作>

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今年の6年生の卒業制作です。毎年、制作された陶芸のレリーフを玄関周りに飾っています。これらの作品は風雨にも耐えられるように作られており、初等部を卒業して6年後、本当に学園を卒業する時に(高等部3年生)お返ししています。108回卒業生のみなさん、成長の折々にぜひ初等部に遊びに来てください。陶芸のレリーフが時とともに味わいのある色味へと変化していく様子を見に来ていただきたいと思います。皆さんが未来への階段をしっかりした足取りで上っていくようになる頃、このレリーフは周りの自然の風景にすっかり溶け込んでいるに違いありません。卒業生のみなさんと、初等部での楽しかった思い出話に花を咲かせながら、今よりももっと楽しく”大人な”話ができる日を、初等部の先生たちは今から心待ちにしたいと思います。

新型コロナウィルス感染対策で大変な状況の中、卒業生保護者の皆様には先行きの見えない様々な心配をおかけしたことと思います。学園からの急なお願いにも真摯に対応してくださいましたこと、教職員一同心から感謝いたします。

学園内はいよいよ桜が咲き始めました。ウグイスも春を告げています。6年間通い続けた学園の自然が、6年生の新しい旅立ちを応援しているよう。

記念すべき、令和最初の卒業生となった108回生の森村っ子のみなさん、

今、万感の思いを込めて、

ご卒業おめでとう!

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