陶芸窯の中
先日、震度5弱の大地震がありました。ちょうどその日は朝から、陶芸室の電気窯に6年生のカップ
を入れて、本焼きをしている最中でした。翌朝 、陶芸室へ見に行くと、機械に焼き終わりの表示が無
く、最後まで設定温度に到達できずに途中で止まっていました。止まっただけでしたら、冷めた後に再
度焼けば良いのですが、カップを乗せた何段にも重ねている棚板が、崩れていないか心配でした。すぐ
に開けたいところでしたが、温度が下がっていないまま、ふたを開けるわけにはいかないので、2日間
ほど冷ましました。2日後に窯のふたを開けてみると、棚の上部は崩れていませんでした。一段ずつカ
ップを乗せた棚板を外に出し、全てのカップの無事が確認できました。ホッとしました。良かったで
す。少しでも倒れていると壊れたり、作品同士がくっついてしまいます。
しかし、1250度で焼き上がるところ、1040度の半焼け状態で出したカップは、見たことないような
ツヤのない、マットな青や黄色、ピンク色などに変色していました。再度焼き直しますが、途中の色も
なかなか出せない色合いなので、良い発見がありました。6年生のみんな、出来上がりをもう少し待っ
ててくださいね!