4月25日学園創立記念日
2024年4月25日、森村学園は114回目の創立記念日を迎えました。
それに先立ち、初等部では24日の朝に全校朝礼が行われました。
校長先生から、学園がいつ頃できたのか、創立者である森村市左衛門翁がどのような志で逆境を乗り越えてきたのかお話がありました。学園の校訓である「正直・親切・勤勉」のうち「親切」を「親切は命である」と、ことのほか大切にしていたというお話は、子どもたちの心に深く届いたようでした。その日一日、子どもたちの会話の中に「親切が一番大事だよ!親切は命!」という言葉がたくさん聞くことができました。
一昨日、創立記念日のお祝いとしてお饅頭が配られました。毎年、森村学園では、株式会社榮太郎本舗様のお饅頭が配られるのです。
榮太樓總本鋪三代目細田安兵衛(榮太郎)は白木屋前伴傳兵衛の軒先に屋台を出し菓子・金鍔を売っていました。その榮太郎屋台の隣で商売をしていたのが森村市左衛門(後のノリタケ)だったといわれています。安政の大地震で大きな被害を受けた江戸の町で、商売をしながら二人はきっと色々なことを語り合ったに違いありません。榮太郎本舗のホームページにいくと、「味は親切にあり」と記されています。今日の校長の話と、榮太郎本舗の「親切」という言葉が重なり、遠い昔の歴史の一場面を想像させてくれるような気がしました。創立記念日に学園の歴史を振り返るにあたって、「歴史”を”学ぶ」のではなく「歴史”に”学ぶ」ことの大切さを感じました。