3年生の算数で「たし算・ひき算」の学習を進めています。今日は計算練習も兼ねて、虫食い算をしました。最初は「0〜6のカードを1枚ずつ使って、下のひっ算を完成させましょう。」という課題に取り組みました。
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闇雲に数を入れていってもできますが、このような問題は「ここは絶対にこれはない」「ここは絶対にこれしかない」という考え方が大切です。そのような視点を共有して、問題解決をしていきました。黒板の前に来て「ここは0が入らないでしょ?」「だってね…。」と説明する姿。なんとも微笑ましいですね。
2桁+2桁の虫食いができたら、「少し難しくするならどうする?」と問いました。すると「カードを増やしたい(1~9)。」「3桁+3桁にしたい。」と反応したので、それを課題にしました。
「1~9のカードを1枚ずつ使って下のひっ算を完成させましょう。」
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取り組み始めは「できないよ!」「わかんない。」と半ばあきらめ気味。しかし、「できた!」と言う声が上がると、再度エンジンがかかったかのように集中し始めました。できた子はニコニコ。言いたくてしょうがないようでそわそわしています。
そこで、できた子同士で確認のためお互いの答えを見合うと、「あれっ、一緒じゃないけどできてる。」と自分の書いた答えと違う答えでもできることがわかりました。成り立つひっ算が複数あることがわかると、より熱中してきました。困っている子には、ヒントをあげたり、隣同士で話し合ったりと、問題に楽しそうに取り組んでいました。
授業の最後は答えだけ聞いて板書しました。出た答えを見て、気づいたこと(面白い発見や決まり)がないかと問うと、「あっ、面白いきまりがある。」と、すべてに共通する決まりを発見しました。(ヒントはたしざんです。)
このように、問題を解くだけではなく、きまりや面白い法則に目が向けられると、数学的な見方・考え方が養われていきます。今回は決まりがないかとこちらから問いましたが、このような経験を積み重ねることで、こちらが言わなくとも、自然と自分たちで決まりを見つけるようになってくれます。子どもたちと楽しんで授業をすることができました。
(自分たちが頑張って意見を出したときは、板書をiPadでとることが流行っているようです。)